公開日:2026.01.12 / 最終更新日:2026.01.19 通信制高校について

通信制高校の再入学ガイド|既卒・社会人から高卒資格を目指す方法

高校を中退してしまったけれど、もう一度高卒資格を取りたい。社会人になったけれど、やはり高校卒業の資格が必要――そんな思いを抱えていませんか。
通信制高校は、年齢や過去の学歴に関係なく、高校卒業資格を目指せる選択肢です。
この記事では、既卒者や社会人が通信制高校で学び直す方法を解説します。再入学・転入・編入の違い、入学手続き、学校選びのポイントなど、高卒資格取得に必要な情報をまとめました。働きながらでも自分のペースで学習できる通信制高校で、就職や進学への一歩を踏み出しましょう。

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目次

再入学・転入・編入の違いとは?高校卒業を目指す選択肢

高校を中退した方や、既卒の方が高卒資格を目指す際、「再入学」「転入」「編入」という3つの選択肢があります。それぞれ入学のタイミングや条件が異なるため、自分の状況に合った方法を選ぶことが重要です。

再入学・転入・編入の定義と違い

入学方法 対象者 特徴 単位の扱い
再入学 高校を中退してから時間が経過した方 1年生から新たにスタート 原則として以前の単位は引き継がれない
転入 現在どこかの高校に在籍中の方 在籍したまま別の高校へ移る 取得済み単位をそのまま引き継げる
編入 高校を中退してから比較的すぐの方 中退後に新たな高校へ入学 取得済み単位を引き継げる場合が多い

自分に合った入学方法の選び方

現在高校に在籍している方は「転入」を選択しましょう。高校に在籍したまま通信制高校へ移ることで、空白期間なく学習を継続できます。

高校を中退してから日が浅い方は「編入」が適しています。中退前に取得した単位を活かせるため、卒業までの期間を短縮できる可能性があります。多くの通信制高校では、前籍校で取得した単位を認定する制度を設けています。

高校中退から数年以上経過している既卒者や社会人の方は、「再入学」または「編入」のいずれかです。以前の在籍期間や取得単位数によっては、編入として受け入れてくれる学校もあります。

既卒者・社会人が知っておくべきポイント

既卒者や社会人の方が通信制高校へ入学する場合、年齢制限は基本的にありません。20代、30代はもちろん、40代以降の方でも入学可能です。

入学時期についても、全日制高校とは異なり、多くの通信制高校では春だけでなく秋にも入学を受け付けています。学校によっては随時入学が可能なケースもあり、思い立ったときにスタートできる柔軟性があります。

手続きに必要な書類は、入学方法によって異なります。再入学の場合は中学校の卒業証明書、編入の場合は前籍校の在籍証明書や成績証明書が必要です。事前に入学を希望する学校へ確認しておくとスムーズでしょう。

通信制高校が既卒者・社会人に選ばれる理由

通信制高校は、既卒者や社会人が高校卒業資格を目指す際に、最も現実的な選択肢として多くの方に選ばれています。その背景には、従来の全日制高校や定時制高校にはない柔軟性と実用性があります。

自分のペースで学習できる柔軟なスケジュール

通信制高校最大の魅力は、自分のライフスタイルに合わせて学習時間を調整できることです。仕事をしながら、家事や育児と両立しながら、あるいは体調に配慮しながらでも無理なく学習を進められます。

全日制高校のように毎日決まった時間に登校する必要がなく、レポート提出やスクーリング(面接指導)のスケジュールも比較的自由度が高いため、社会人として働きながらでも卒業を目指せるでしょう。

年齢制限がなく何歳からでも入学可能

通信制高校には年齢の上限がありません。20代、30代はもちろん、40代、50代以降の方でも入学できます。人生の再スタートを切りたいと考えるどの年代の方にも門戸が開かれています。

実際に、キャリアアップのため、資格取得のため、あるいは学び直しのために、幅広い年齢層の方が通信制高校で学んでいます。

働きながら学べる経済的メリット

社会人が再び学校に通う際、経済面は重要な検討事項です。通信制高校では、フルタイムで働きながら学習を継続できるため、収入を維持したまま高卒資格を取得できます。

項目 通信制高校 全日制高校
登校頻度 月1~2回程度(学校による) 週5日
学習時間 自分で調整可能 固定(平日昼間)
仕事との両立 可能 困難
学費 年間20~50万円程度 公立で年間30万円程度

また、通信制高校の学費は全日制の私立高校と比較して抑えられているケースが多く、就学支援金制度の対象にもなるため、経済的負担を軽減しながら学べます。

多様な学習スタイルへの対応

現代の通信制高校は、従来の紙ベースの通信教育だけでなく、インターネットを活用したオンライン学習システムを導入している学校が増えています。動画授業、オンラインレポート提出、Web上での質問対応など、デジタル技術を活用した学びやすい環境が整っています。

パソコンやスマートフォンがあれば、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間も有効活用できるため、忙しい社会人でも継続しやすいでしょう。

前籍校での修得単位を活かせる

過去に高校に在籍していた方は、その時に修得した単位を引き継げるケースがほとんどです。ゼロからのスタートではなく、以前の学習成果を活かして必要な単位だけを取得すればよいため、卒業までの期間を短縮できます。

例えば、全日制高校を2年生で中退した場合、その時点で修得した単位は通信制高校でも認められるため、残りの単位を取得すれば卒業可能です。

人間関係のストレスが少ない環境

過去に学校での人間関係に悩んだ経験がある方にとって、通信制高校は心理的負担の少ない学習環境です。登校日数が限られているため、毎日のクラスメイトとの関わりに疲れることなく、自分のペースで学習に集中できます。

また、通信制高校には様々な背景を持つ生徒が在籍しているため、お互いの事情を理解し尊重する雰囲気があり、無理に周囲に合わせる必要がありません。

サポート体制の充実

多くの通信制高校では、社会人や既卒者に向けた丁寧なサポート体制を整えています。学習の進め方に関する個別相談、レポート作成のアドバイス、進路相談など、一人ひとりの状況に応じたサポートを受けられます。

特に学習ブランクが長い方や勉強に不安がある方に対しては、基礎から丁寧に指導してくれる学校も多く、安心して学習をスタートできます。

通信制高校への再入学・編入の具体的な手順

既卒者や社会人が通信制高校で高卒資格を取得するための流れを、ステップごとに解説します。

入学時期と出願のタイミング

通信制高校の多くは、年に複数回の入学時期を設定しています。

入学時期 出願期間の目安 特徴
4月入学 1月~3月 新年度スタートで区切りが良い
10月入学 7月~9月 半年早く卒業を目指せる
随時入学 学校により異なる 思い立ったタイミングで始められる

必要書類の準備

既卒者の場合、在籍していた高校の情報が必要となるため、早めの準備が重要です。

基本的な提出書類

  • 入学願書(学校指定の用紙)
  • 写真(規定サイズ、通常は3cm×4cm程度)
  • 調査書または成績証明書(以前在籍していた高校から取り寄せ)
  • 在籍期間証明書または単位修得証明書
  • 住民票(発行から3ヶ月以内のもの)
  • 健康診断書(学校によっては不要な場合もある)

以前在籍していた高校が廃校になっている場合は、都道府県の教育委員会で証明書を発行してもらえます。書類の取り寄せには時間がかかるため、2~3週間前から準備を始めましょう。

単位の引き継ぎと在籍期間の確認

既卒者や以前高校に在籍していた方は、取得済みの単位や在籍期間を引き継げます。

高校卒業には74単位以上の修得と3年以上の在籍期間が必要です。例えば以前の高校で1年間在籍し20単位を取得していた場合、通信制高校では残り54単位を2年以上かけて修得すれば卒業できます。

入学試験と面接

通信制高校の入学試験は、学力よりも学習意欲を重視する傾向があります。

一般的な試験内容

  • 書類選考
  • 面接(本人および保護者、成人の場合は本人のみ)
  • 作文または小論文(テーマ例:入学を希望する理由、将来の目標など)
  • 簡単な学力確認テスト(実施しない学校も多い)

面接では、入学の動機や卒業への意欲、学習計画などが質問されます。社会人の場合は仕事との両立についても聞かれることがあります。

入学手続きと学費の納入

合格通知を受け取ったら、指定された期日までに入学手続きを完了させます。以下は一般的な費用の目安です。学校によって異なりますので、詳細は各学校にご確認ください。

費用項目 金額の目安 納入時期
入学金 2万円~5万円 入学手続き時
授業料 1単位7,000円~12,000円 入学時または年度ごと
施設費・諸経費 年間3万円~10万円 年度ごと
教材費 年間1万円~3万円 年度ごと

就学支援金制度を利用できる場合、授業料の負担が軽減されます。年齢制限はありませんが、在学期間の制限があり、通信制高校の場合は48ヶ月(4年間)まで支援を受けられます。また、すでに高校を卒業している方や、高校等に在学した期間が通算で48ヶ月を超えた方は対象外となるため注意しましょう。

全日制高校・定時制高校という選択肢も

高校卒業資格を目指す方法は、通信制高校だけではありません。全日制高校や定時制高校への入学・編入も選択肢の一つです。それぞれの特徴を理解した上で、自分のライフスタイルや目標に合った学校形態を選びましょう。

全日制高校の特徴

全日制高校は、平日の昼間に毎日通学する一般的な高校の形態です。既卒者や社会人が全日制高校に編入することは、年齢制限や学年の関係で難しい場合が多いものの、地域によっては受け入れている学校も存在します。

全日制高校では、クラスメイトとの交流や部活動、学校行事など、充実した高校生活を送れます。ただし、仕事との両立や時間的な制約がある社会人にとっては、通学スケジュールの面で現実的ではない場合が多いでしょう。

定時制高校の特徴

定時制高校は、夜間や昼間の特定の時間帯に授業が行われる高校で、働きながら学ぶことを前提とした制度です。全日制よりも柔軟な時間設定が特徴で、社会人や既卒者の受け入れにも積極的な学校が多くあります。

定時制高校の多くは公立校で、学費が比較的安価なことも大きなメリットです。卒業までに通常4年かかりますが、学校によっては3年での卒業が可能な場合もあります。

通信制・定時制・全日制の比較

項目 通信制高校 定時制高校 全日制高校
通学頻度 週0〜5日程度(学校による) 週5日程度(夜間または昼間) 週5日(平日昼間)
卒業年数 最短3年 通常4年(3年制もあり) 3年
学費目安 公立:年間3〜5万円

私立:年間20〜100万円

年間3〜5万円程度 公立:年間10〜15万円

私立:年間40〜100万円

仕事との両立 しやすい 可能 困難
既卒・社会人の受け入れ 積極的 積極的 限定的

自分に合った学校形態の選び方

どの学校形態を選ぶかは、現在の生活状況や将来の目標によって異なります。仕事をしながら高卒資格を目指す場合は、通信制高校または定時制高校が現実的な選択肢です。

定時制高校は決まった時間に通学する必要があるため、シフト勤務や不規則な勤務形態の方には通信制高校のほうが向いているでしょう。一方、規則的な生活リズムを作りたい方や、直接教員から指導を受けたい方には定時制高校が適しています。

全日制高校は、年齢や仕事の状況によっては選択が難しい場合もありますが、若年層で時間的余裕がある方にとっては、最も充実した学校生活を送れる選択肢です。

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通信制高校で学ぶ3つのメリット

通信制高校には、既卒者や社会人が高卒資格を取得する上で大きなメリットがあります。ここでは、特に注目すべき3つのポイントについて詳しく解説します。

自分のペースで学習できる柔軟性

通信制高校の最大の特徴は、学習スケジュールを自分でコントロールできる点です。仕事や家事、育児と両立しながら無理なく学習を進められます。

多くの通信制高校では、レポート提出とスクーリング(面接指導)、そして試験の3つを組み合わせて単位を取得します。レポートは自宅で自分の都合の良い時間に取り組めるため、平日の日中に時間が取れない社会人でも問題ありません。

学習形態 特徴 向いている人
レポート学習 自宅で教材を使って学習し課題を提出 自己管理が得意な方
スクーリング 年間数日から週数回の登校 対面での学習を希望する方
オンライン授業 インターネットで受講 通学が難しい方

経済的負担が比較的少ない

通信制高校は、全日制高校と比較して学費が抑えられるケースが多いです。公立の通信制高校なら年間3万円程度から、私立でも年間20万円から40万円程度で学べる学校があります。

また、就学支援金制度の対象にもなるため、世帯収入に応じて授業料の支援を受けられます。既に社会人として働いている方でも、勤務を継続しながら学費を工面できる金額設定です。

教材費や通信費などの諸費用は別途必要ですが、通学にかかる交通費が少なく済む点も経済的なメリットといえるでしょう。

年齢や経歴を気にせず学べる環境

通信制高校には、10代から60代以上まで幅広い年齢層の生徒が在籍しています。年齢や過去の経歴を気にすることなく、同じ目標を持つ仲間と学べる環境です。

スクーリングでも様々な背景を持つ生徒が集まるため、自分だけが特別という感覚を持つことはありません。むしろ、異なる年代や経験を持つ人々との交流が、新たな視点や学びをもたらしてくれることもあります。

また、多くの通信制高校では個別のサポート体制が充実しており、学習の悩みや進路相談にも丁寧に対応してくれます。ブランクがあって学習に不安がある方でも、基礎から丁寧に指導を受けられるでしょう。

 高卒資格取得で広がる人生の可能性

高卒資格を取得することで、就職・進学・資格取得など、人生の選択肢が大きく広がります。

就職・転職における可能性の拡大

多くの企業では、応募条件に「高卒以上」と記載されています。高卒資格があれば、これまで選考対象外だった求人にも応募できるようになります。

項目 高卒資格なし 高卒資格あり
応募可能な求人数 限定的 大幅に増加
正社員登用 困難な場合が多い チャンスが広がる
昇進・昇格 制限される場合あり 条件を満たせる
給与水準 相対的に低い傾向 向上の可能性

特に正社員雇用や社内での昇進において、高卒資格が最低条件となっている企業は少なくありません。

進学への道が開ける

高卒資格を取得すると、大学・短期大学・専門学校への進学が可能になります。

通信制大学や夜間の専門学校を選べば、働きながら学ぶことも可能です。社会人経験を活かしながら新たな知識や技術を身につけられます。

国家資格・公的資格の受験資格を得る

多くの国家資格や公的資格では、受験資格として高卒以上の学歴が求められます。

  • 看護師(看護学校への進学が前提)
  • 保育士(保育士養成施設への進学)
  • 介護福祉士(実務経験と養成施設)
  • 調理師(専門学校への進学)
  • 各種技術系資格

高卒資格は専門職への扉を開く重要なステップとなります。

自己肯定感と社会的信頼の向上

高卒資格の取得は、学歴面でのコンプレックスを解消し、自信を持って生活できるようになる契機となります。履歴書に堂々と学歴を記載できることは、精神的な安心感にもつながるでしょう。

また、親が学び直す姿は、子どもにとって学習意欲を高める動機づけになります。

生涯学習の基盤として

通信制高校での学び直しは、その後の継続的な学習への意欲を高めます。年齢を重ねてからでも学べるという実感は、生涯学習への第一歩となり、人生を豊かにする原動力となるでしょう。

高卒認定試験との比較|あなたに合うのはどっち?

高校を卒業していない方が高卒資格を得る方法として、通信制高校への再入学のほかに「高卒認定試験(高認)」という選択肢があります。どちらを選ぶべきか迷う方も多いため、ここでは両者の違いを比較し、自分に合った選択をするためのポイントを解説します。

高卒認定試験(高認)とは

高卒認定試験は、正式には「高等学校卒業程度認定試験」といい、文部科学省が実施する試験です。高校を卒業していない人が、高校卒業と同等以上の学力があることを認定するための国家試験です。

合格すれば大学・短大・専門学校の受験資格が得られますが、高校卒業資格そのものが得られるわけではない点に注意しましょう。

通信制高校と高卒認定試験の主な違い

比較項目 通信制高校 高卒認定試験
取得できる資格 高校卒業資格(高卒) 高卒認定(高校卒業と同等の学力を証明)
学習スタイル レポート提出・スクーリング・試験 独学中心で年2回の試験に合格
期間 最短3年(編入の場合は在籍期間次第) 合格すればすぐに資格取得可能
学費 年間数万円~30万円程度 受験料のみ(数千円)
履歴書への記載 「○○高等学校卒業」と記載 「高等学校卒業程度認定試験合格」と記載
サポート体制 教員による指導・相談が受けられる 基本的に独学(予備校利用も可)

高卒認定試験が向いている人

高卒認定試験は、以下のような方に適しています。

  • できるだけ早く大学や専門学校に進学したい方
  • すでにある程度の学力があり、独学で試験対策ができる方
  • 費用を最小限に抑えたい方
  • 学校という環境になじめない方

高卒認定試験は年2回(8月と11月)実施されるため、最短で半年程度での資格取得も可能です。ただし、試験に合格するまでは何度でも受験する必要があります。

通信制高校が向いている人

通信制高校は、以下のような方に適しています。

  • 正式な高校卒業資格を取得したい方
  • 就職時に「高卒」と履歴書に書きたい方
  • 学習のサポートを受けながら無理なく進めたい方
  • 高校生活を経験したい、仲間と交流したい方
  • 社会人として働きながら学びたい方

通信制高校では教員のサポートがあり、学習計画も立てやすいため、長期的に着実に学びたい方に適しています。また、高卒の学歴は就職や転職の際に「最終学歴」として認められるため、キャリア形成においても有利でしょう。

両方を併用することも可能

実は通信制高校に在籍しながら高卒認定試験を受験することも可能です。通信制高校で取得した単位は高卒認定試験の一部科目免除に利用できる場合もあります。

どちらを選ぶかは、自分の目的・学力・生活スタイル・経済状況などを総合的に考えて判断することが大切です。進学だけが目的なら高卒認定試験、就職や生涯学歴として残したいなら通信制高校というように、将来のキャリアプランに合わせて選びましょう。

通信制高校の選び方|チェックすべきポイント

通信制高校への再入学や編入を検討する際、自分に合った学校を選ぶことが卒業への第一歩です。全国には公立・私立合わせて多くの通信制高校があり、それぞれ特色が異なります。ここでは、学校選びで確認すべき重要なポイントを紹介します。

学費と経済的負担を確認する

通信制高校の学費は学校によって大きく異なります。公立の通信制高校は年間3万円程度と比較的安価ですが、私立では年間20万円から50万円程度、サポート校を併用する場合はさらに費用がかかることもあります。

学校種別 年間学費の目安 特徴
公立通信制高校 約3万円前後 学費が安く経済的負担が少ない
私立通信制高校 約20万円~80万円 サポート体制が充実している場合が多い
サポート校併用 50万円以上 個別指導や登校日が多く学習支援が手厚い

就学支援金制度を利用できる場合もあるため、各校の学費詳細と支援制度の有無を事前に確認しましょう。社会人の場合は給付金制度が利用できるケースもあります。

スクーリングの頻度と場所

通信制高校では年に数日から週数日のスクーリングが必要です。仕事や育児と両立する社会人にとって、スクーリングの頻度と開催場所は重要な選択基準になります。

公立通信制高校は基本的に月2回程度の登校が必要ですが、私立では年に数日の集中スクーリングで済む学校もあります。全国にキャンパスがある学校なら、自宅近くで通学できる可能性が高まるでしょう。

学習サポート体制の充実度

既卒者や社会人が学び直す場合、長いブランクがあることも珍しくありません。そのため、学習サポートの手厚さは卒業率に直結する重要な要素です。

個別指導の有無、質問対応の方法、オンライン学習システムの使いやすさなどを確認しましょう。レポート提出のサポートや試験対策の充実度も、挫折を防ぐ上で大切なポイントです。

卒業率と在籍生徒の実態

各校の卒業率や、既卒者・社会人の在籍割合を確認することも重要です。同じ境遇の生徒が多く在籍している学校のほうが、学習を継続しやすい環境といえます。

学校説明会や個別相談会に参加し、実際の雰囲気を確かめてください。卒業生の進路実績も参考になります。

単位の引き継ぎ可否

以前高校に在籍していた場合、取得済みの単位を引き継げるかどうかは卒業までの期間を大きく左右します。ほとんどの通信制高校では前籍校で取得した単位を認定してもらえますが、認定される単位数や条件は学校によって異なります。

入学前に成績証明書を持参し、具体的に何単位が認定されるのか、卒業まで何年かかるのか確認しましょう。

就職支援や進路指導の有無

高卒資格取得後のキャリアを考えている方にとって、就職支援や進路指導が充実している学校を選ぶことは将来への投資です。

履歴書の書き方指導、面接対策、求人情報の提供など、社会人向けのキャリアサポートを行っている学校もあります。大学進学を目指す場合は、進学実績や受験対策の有無も確認しておきましょう。

まとめ|今日から始める高卒資格への道

通信制高校は、既卒者や社会人にとって高卒資格を取得するための現実的な選択肢です。自分のペースで学習でき、仕事や家庭との両立ができます。

再入学や編入の手続きは、必要書類を揃えて学校に提出するだけ。多くの通信制高校では随時入学を受け付けているため、思い立ったときがスタートのタイミングです。

高卒資格取得で得られるもの

  • 就職の選択肢が広がる
  • 資格試験の受験資格が得られる
  • 大学や専門学校への進学が可能になる

高卒認定試験と比較しても、通信制高校は卒業することで高卒資格そのものが得られるため、より確実なルートといえるでしょう。学費やサポート体制、卒業率などを比較検討し、自分に合った学校を選びましょう。

年齢や現在の状況に関係なく、学び直しに遅すぎるということはありません。まずは気になる通信制高校の資料請求や説明会への参加から始めてみてください。

※本記事はあくまで一般的な情報提供を目的としております。一部情報については更新性や正確性の保証が難しいため、最新の制度や要件については改めてご自身で各公式機関にご確認ください。

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私たち松陰高等学校は、山口県岩国市に本校を置く広域通信制高校です。「問いを立てる力」を育むことを大切にし、生徒一人ひとりの個性やペースに合わせた学びを提供しています。全国の学習センターを正規スクーリング校として活用し、移動の負担を減らした柔軟な学習環境を実現。教員と民間出身者が協力し、社会とつながる教育を行っています。校則はなく、生徒自らが学校をつくる「対話」と「実践」の場です。

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