公開日:2026.01.13 / 最終更新日:2026.01.19 通信制高校について

通信制高校入学Q&A|手続きと条件を完全解説

通信制高校への入学を検討しているものの、手続きや条件がよく分からない——そんな不安を抱えている人は多いはずです。
通信制高校は年齢制限がほとんどなく、中学卒業見込みの人から高校中退者、社会人まで幅広く入学できます。この記事では、入学条件や必要書類、手続きの流れ、学費の目安まで解説します。

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目次

通信制高校の入学条件について

通信制高校への入学を検討する際、まず知っておきたいのが入学条件です。年齢や学歴など、どんな人が入学できるのかを確認しておきましょう。

基本的な入学資格

通信制高校の入学資格は、全日制高校と大きく変わりません。中学校を卒業した方、または卒業見込みの方であれば入学できます。年齢の上限を設けていない学校がほとんどで、10代から70代まで幅広い年齢層が在籍しています。

入学資格の種類 条件
新入学 中学校卒業(見込み)、または中学校卒業程度認定試験合格者
転入学 現在高校に在籍している方
編入学 高校を中途退学した方
年齢制限 上限なし(学校により異なる場合あり)

学歴による入学条件の違い

中学校を卒業していれば、その後の経歴に関係なく入学できます。不登校だった方、高校を中退した方、社会人として働いている方も対象です。中学校卒業程度認定試験の合格者も同様に入学資格があります。

健康状態や身体的条件について

通信制高校では、健康状態や身体的条件による入学制限は基本的にありません。病気療養中の方や障がいのある方も入学でき、自分のペースで無理なく学習を進められます。

入学に年齢制限はあるのか

多くの通信制高校では年齢の上限がありません。働きながら高卒資格を取りたい社会人、子育て中の主婦、定年退職後に学び直したい方など、さまざまな年代が在籍しています。ただし、一部の学校では年齢制限を設けている場合もあるため、希望する学校への確認が必要です。

外国籍の方の入学条件

外国籍の方も通信制高校に入学できます。条件は、日本の中学校卒業と同等の学歴が認められることです。母国での教育修了証明書などを提出し、中学校卒業程度の学力があると判断されれば入学可能です。日本語での授業についていける語学力が求められる場合もあります。

入学試験と選考について

通信制高校の入学試験や選考方法は、全日制高校とは異なります。学力試験よりも本人の意欲を重視する学校が多く、選考のハードルは比較的低めです。

入学試験の有無と内容

書類選考では、入学願書や志望理由書、調査書などをもとに審査されます。通信制高校を選んだ理由、学習への意欲、卒業後の進路希望などが見られます。

特に志望理由書では、「なぜ通信制高校を選んだのか」「どんな目標を持っているか」を具体的に書くことが求められます。過去の成績よりも、これからどう学んでいきたいかが評価のポイントです。

書類選考で見られるポイント

書類選考では、入学願書や志望理由書、調査書などの提出書類を総合的に審査します。通信制高校を選んだ理由や学習への意欲、卒業後の進路希望などが重視されます。

特に重要なのは志望理由書です。なぜ通信制高校を選んだのか、どのような目標を持って学習に取り組むのかを具体的に記述することが求められます。過去の学歴や成績よりも、これからの学習意欲や姿勢が評価の中心となります。

面接試験の内容と対策

ほとんどの通信制高校で面接があります。保護者と一緒に受けることが多く、家庭でのサポート体制も確認されます。

よく聞かれる質問は次のとおりです。

  • 通信制高校を志望した理由
  • 中学校での生活や学習の様子
  • 高校卒業後にやりたいこと
  • 自分のペースで学習を続けられそうか
  • スクーリングに参加できるか

面接では、正直に自分の状況や考えを伝えることが大切です。完璧な回答を求められているわけではありません。

公立と私立の選考方法の違い

公立と私立の通信制高校では、選考方法に違いがあります。

項目 公立通信制高校 私立通信制高校
学力試験 作文や簡単な学力検査を実施する場合がある ほとんどの場合実施しない
面接 必須(保護者同伴の場合が多い) 必須(個別または保護者同伴)
書類選考 調査書や志願理由書を重視 志望理由や学習意欲を重視
選考基準 比較的明確な基準がある 柔軟な選考を行う傾向

公立は都道府県が運営しているため、選考基準が決まっています。私立は各校の方針に合わせた選考ができるため、より柔軟な対応が可能です。

不合格になることはあるのか

通信制高校の選考で不合格になるケースはほとんどありません。入学を希望する生徒を幅広く受け入れる姿勢の学校が多いからです。

ただし、次のような場合は入学できないことがあります。

  • 提出書類にうそがある場合
  • 面接で学習意欲がまったく見られない場合
  • 定員に達している場合(一部の人気校)
  • 校則や学習の仕組みを理解していない場合

学力不足や過去の出席状況を理由に不合格になることはほとんどありません。

選考から合格発表までの流れ

入学選考から合格発表までは、次のような流れで進みます。

  1. 出願書類の提出(入学願書、志望理由書、調査書など)
  2. 入学選考日の案内が届く
  3. 面接の実施(学校によっては学力試験も)
  4. 選考結果の通知(1〜2週間程度)
  5. 入学手続き書類の提出

結果は郵送または学校のウェブサイトで届きます。合格したら、期限までに入学手続きを済ませましょう。

入学できる地域と学区について

通信制高校への入学を考えるとき、「どの地域から入学できるのか」「学区の制限はあるのか」と疑問に思う方は多いでしょう。全日制高校とは異なる仕組みがあるため、ここで詳しく解説します。

公立通信制高校の学区制限

公立通信制高校は、基本的にその都道府県内に住所がある生徒だけが入学できます。東京都立の通信制高校は東京都民のみ、大阪府立なら大阪府民のみが対象です。

公立学校は各都道府県の教育予算で運営されているため、原則として当該自治体の住民を対象にする必要があります。ただし、一部の公立校では隣接県からの入学を認めているケースもあります。

私立通信制高校の広域制と狭域制

私立通信制高校には「広域制」と「狭域制」の2種類があり、入学できる地域が大きく異なります。

広域制通信制高校

広域制通信制高校は、3つ以上の都道府県から生徒を募集できる認可を受けています。全国どこからでも入学できる学校も多く、居住地に関わらず入学しやすいのが特徴です。

全国各地にキャンパスやサポート校を設置している学校が多いため、地方在住でも通いやすい環境が整っています。

狭域制通信制高校

狭域制通信制高校は、1つまたは隣接する2つの都道府県のみから生徒を募集します。地域密着型の教育を提供する傾向があります。

スクーリング会場と通学可能範囲

通信制高校では、年に数回から週数回のスクーリング(面接指導)への参加が必須です。入学前に、自宅から通える範囲にスクーリング会場があるかを確認しておきましょう。

スクーリング形態 頻度 通学範囲の考え方
週1〜5日通学型 週1〜5日 自宅から1時間程度が目安
月1〜2日通学型 月1〜2日 自宅から2時間程度まで可能
集中スクーリング型 年数日間 宿泊を伴う遠方でも可能

転居した場合の扱い

在学中に転居した場合、公立通信制高校では原則として転校が必要です。一方、広域制の私立通信制高校なら、転居先でも継続して在籍できるケースがほとんどでしょう。

転居の可能性がある場合は、入学前に学校へ確認しておくと安心です。

海外在住者の入学について

一部の広域制通信制高校では、海外在住者も受け入れています。ただし、スクーリングのために一時帰国が必要になる場合が多いため、スケジュールと費用は事前に確認してください。

オンライン学習システムが充実している学校を選べば、海外からでも日常の学習を進められます。

さまざまな状況からの入学について

通信制高校は、不登校経験者、社会人、高校中退者など、さまざまな背景を持つ人を受け入れています。状況別の入学パターンを見ていきましょう。

不登校からの入学

不登校を経験している中学生や、全日制高校で不登校になった人も通信制高校に入学できます。登校日数が少なく、自分のペースで学習できるため、無理なく学び直せる環境が整っています。

不登校経験を理由に入学を断る学校はほとんどありません。スクールカウンセラーや専門スタッフによる個別サポートを用意している学校も多くあります。

中学校を卒業していない場合

通信制高校への入学には、原則として中学校の卒業資格が必要です。ただし、出席日数が不足していても卒業資格があれば問題ありません。

中学校を卒業していない場合は、中学校卒業程度認定試験に合格する必要があるケースもあります。各学校の入学条件を事前に確認しておきましょう。

高校中退からの再入学

全日制高校や他の通信制高校を中退した人も入学できます。以前の高校で取得した単位を引き継げる場合もあり、卒業までの期間を短縮できる可能性があります。

在籍期間 引き継ぎ可能な内容 卒業までの期間
1年未満で中退 取得単位のみ 最短3年
1年以上在籍 取得単位と在籍期間 残りの期間で卒業可能
2年以上在籍 取得単位と在籍期間 最短1年で卒業の可能性

社会人・成人の入学

年齢制限を設けていない学校が多く、働きながら高校卒業を目指す社会人も入学できます。20代、30代はもちろん、それ以上の年齢の人も在籍しています。

仕事との両立を前提にスケジュールを組めるのが強みです。平日夜間や土日にスクーリングを実施している学校もあり、繁忙期には学習ペースを調整することもできます。

海外在住者・帰国子女の入学

海外在住者や帰国子女も入学可能です。インターネットを活用した学習システムにより、海外から授業を受けられる学校が増えてきました。

ただし、スクーリングは日本国内で行われるのが一般的なため、年に数回の帰国が必要になります。海外でのスクーリングや、短期集中形式で対応している学校もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

特別な配慮が必要な場合

発達障害や身体的な事情で配慮が必要な人も、通信制高校で学べます。個別の教育支援計画に基づいたサポートを提供している学校も少なくありません。

入学前に学校と十分に相談し、必要なサポート内容を明確にしておくことが大切です。医師の診断書や療育手帳がある場合は、入学相談時に提示すると適切な支援を受けやすくなります。

転入学と編入学について

通信制高校への入学には、新入学のほかに「転入学」と「編入学」という方法があります。高校に在籍中の方や、過去に高校を中退した方が通信制高校で学び直す際に利用できる制度です。

転入学と編入学の違い

転入学と編入学は似ているようで、大きな違いがあります。最も重要なのは「現在高校に在籍しているかどうか」という点です。

項目 転入学 編入学
対象者 現在、高校に在籍している生徒 高校を中退した生徒
手続き時期 随時受付している学校が多い 4月・10月など時期が限定されることが多い
単位の引き継ぎ 前の高校で取得した単位を引き継げる 前の高校で取得した単位を引き継げる
在籍期間 前の高校の在籍期間を通算できる 中退後の空白期間は通算されない

転入学について

転入学は、全日制や定時制に在籍中の生徒が、高校に籍を置いたまま通信制高校へ移る手続きです。

転入学が可能なタイミング

多くの通信制高校では転入学を随時受け付けています。ただし、受け入れ時期を限定している学校もあるため、希望する学校への事前確認が欠かせません。年度途中でも転入できる学校が多いのは、通信制高校ならではのメリットといえるでしょう。

転入学のメリット

転入学の最大のメリットは、空白期間が生じないこと。前の高校での在籍期間がそのまま通算されます。高校卒業には3年以上の在籍が必要ですが、転入学なら前の高校での期間も含めて計算されるため、卒業までの時間を短縮できる可能性があります。取得済みの単位もそのまま認定されます。

編入学について

編入学は、過去に高校を中退した方が再び高校生として学び直すための制度です。

編入学が可能なタイミング

編入学の受け入れ時期は、4月と10月に設定している学校が多め。年度途中の編入を受け付けている学校もありますが、転入学に比べると時期が限られる傾向にあります。

編入学での単位と在籍期間の扱い

編入学でも、前の高校で取得した単位は認定されます。ただし、中退から編入までの空白期間は在籍期間に含まれない点に注意が必要です。たとえば1年生の3月に中退し、1年間のブランクを経て編入した場合、在籍期間は中退時点でリセットされ、卒業までさらに3年間の在籍が求められます。。

転入学・編入学に必要な書類

手続きには以下のような書類が必要です。

  • 入学願書
  • 在籍証明書または在籍していたことを証明する書類
  • 成績証明書
  • 単位修得証明書
  • 転学照会書(転入学の場合)
  • 戸籍抄本または住民票

必要書類は学校によって異なるため、事前に確認しておきましょう。前の高校に発行を依頼する書類もあるので、余裕を持って準備を始めてください。

転入学・編入学の手続きの流れ

一般的な手続きの流れは以下のとおりです。

  1. 希望する通信制高校に問い合わせ、説明会や個別相談に参加
  2. 前の高校に意思を伝え、必要書類の発行を依頼
  3. 通信制高校に出願書類を提出
  4. 面接や書類選考を受ける
  5. 合格通知を受け取る
  6. 入学手続きを完了し、前の高校での退学手続きを行う(転入学の場合)

転入学の場合は前の高校と新しい学校の両方とやり取りが必要なため、スケジュール管理をしっかり行いましょう。

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入学に必要な書類と準備

通信制高校への入学には、いくつかの書類が必要です。必要書類は学校や入学の形態によって異なるため、志望校の募集要項を早めに確認しておきましょう。

新入学に必要な基本書類

中学校を卒業して通信制高校に入学する場合、次の書類が必要です。

書類名 取得方法 注意点
入学願書 志望校から取り寄せまたはダウンロード 記入漏れや誤字に注意
卒業証明書 卒業した中学校で発行 発行に数日かかる場合がある
調査書 卒業した中学校で発行 厳封されたまま提出
住民票 市区町村役場で発行 発行から3ヶ月以内のもの
写真 写真店またはスピード写真 指定サイズとカラー・白黒の確認

転入学・編入学に必要な追加書類

すでに他の高校に在籍している、または在籍していた場合は、追加の書類が必要です。

転入学の場合

今の高校から転校する「転入学」では、次の書類が追加で必要です。在学中の学校に転校の意思を伝えて、発行を依頼しましょう。

  • 在学証明書
  • 成績証明書
  • 単位修得証明書
  • 転学照会書

編入学の場合

高校を中退してから再入学する「編入学」では、次の書類が必要です。中退した高校に連絡して発行を依頼します。

  • 退学証明書
  • 成績証明書
  • 単位修得証明書

保護者関連の書類

入学者が未成年の場合、保護者に関する書類も必要となります。

書類名 内容
保護者の同意書 入学に関する保護者の同意を示す書類
誓約書 学費納入や校則遵守などの誓約

書類準備のスケジュール

書類準備は、入学希望時期の2〜3ヶ月前から始めるのがおすすめです。卒業証明書や調査書は発行に時間がかかることがあるため、早めに動きましょう。

中学校や前の高校に依頼するときは、通信制高校への入学であることと、必要な書類の種類を伝えてください。学校によっては、通信制高校用の書式を持っていることもあります。

書類作成時の注意点

入学願書などを記入するときは、次の点に注意してください。

  • 黒または青のボールペンで丁寧に記入する
  • 修正液や修正テープの使用可否を確認する
  • 提出前にコピーを取っておく
  • 押印が必要な箇所を確認する
  • 記入例がある場合は参照する

書類に不備があると手続きが遅れることがあります。提出前に内容を確認し、分からないことがあれば学校に問い合わせましょう。

その他準備しておくべきもの

書類以外にも、入学時に必要となるものがあります。

  • 入学検定料(受験料)
  • 入学金の振込準備
  • 印鑑(認印)
  • 筆記用具
  • 健康診断書(学校によって必要な場合がある)

入学検定料や入学金の支払い方法は学校によって異なります。銀行振込、コンビニ決済、クレジットカード決済などがあるので、支払期限を確認して期限内に済ませましょう。

入学時期と手続きの流れ

通信制高校の入学時期

通信制高校は全日制高校と違い、年に複数回の入学機会があります。多くの学校では4月と10月の年2回を主な入学時期としています。

入学時期 特徴 出願期間の目安
4月入学 最も一般的な入学時期。中学卒業後すぐに入学できる 1月~3月
10月入学 転入・編入に対応しやすい時期 7月~9月

学校によっては随時入学を受け付けているところもあるため、自分の状況に合わせて入学時期を選べます。

入学手続きの基本的な流れ

通信制高校への入学手続きは、以下のステップで進めていきます。

ステップ1:学校選びと情報収集

まずは自分に合った通信制高校を探すところから始めましょう。学校説明会やオープンキャンパスに参加して、カリキュラムやサポート体制、学費などを確認してください。

ステップ2:出願書類の準備

志望校が決まったら、入学願書や必要書類を準備します。学校の公式サイトから願書をダウンロードするか、資料請求で取り寄せられます。

ステップ3:出願

必要書類を揃えて学校に提出します。郵送または直接持参のどちらかで、出願期間内に確実に届くよう注意しましょう。

ステップ4:入学試験・面接

書類選考や面接、学力試験などが行われます。試験内容は学校によって異なりますが、学習意欲や入学の目的を確認されるケースが多いでしょう。

ステップ5:合格発表

試験後、郵送またはオンラインで合否が届きます。合格通知には入学手続きの詳しい案内が同封されています。

ステップ6:入学手続き

合格後、指定された期限内に入学金の納入や誓約書の提出を行います。この手続きが完了すると、正式に入学が確定します。

ステップ7:教材受け取りと学習開始

入学手続きが済むと、教科書や学習教材が届きます。オリエンテーションに参加して、通信制高校での学習がスタートします。

手続きに必要な期間

入学手続き全体にかかる期間は、出願から入学まで2〜3ヶ月程度が目安です。余裕を持って準備を進めてください。

手続き段階 所要期間の目安
学校選び・資料請求 1~2週間
出願書類準備 1~2週間
出願から試験まで 1~2週間
合格発表 試験後1~2週間
入学手続き 1~2週間

手続き上の注意点

出願期間や手続きの締切は必ず守りましょう。期限を過ぎると次の入学時期まで待つことになるため、スケジュール管理が大切です。

現在在籍している学校がある場合、在学証明書や成績証明書の発行に時間がかかることがあります。早めに準備を始めておくと安心です。

入学金や授業料の納入方法、分納ができるかどうかも事前に確認しておけば、手続きをスムーズに進められるでしょう。

学費について知っておきたいこと

通信制高校の学費は、公立か私立か、また学習スタイルによって大きく異なります。ここでは学費の内訳や支援制度を整理していきます。

公立と私立の学費の違い

通信制高校の学費は、公立か私立かで大きく差があります。

学校種別 年間学費の目安 特徴
公立通信制高校 4~6万円 授業料が安く、教科書代や諸経費のみで通える
私立通信制高校 25~100万円(就学支援金利用で10万円台も可能) サポート体制が充実し、登校日数や学習スタイルを選べる

公立は学費負担が少ない反面、自主学習が中心になるため自己管理が求められます。私立は費用が高めですが、個別サポートやコースの選択肢が豊富です。

学費の内訳

入学時に必要な費用

  • 入学金:1〜5万円程度(公立は数千円、私立は2〜5万円が一般的)
  • 入学検定料:1,000〜2万円程度

年間にかかる費用

  • 授業料:公立は1単位300〜700円程度、私立は1単位7,000〜12,000円程度(単位制が一般的)
  • 施設設備費:私立の場合、年間数万円〜20万円程度
  • 教材費:年間1〜3万円程度
  • 通信費・システム利用料:年間数千円〜2万円程度
  • スクーリング費用:交通費や宿泊費が別途かかる場合もある

私立ではコースやサポート内容によって学費が大きく変わります。週5日通学するコースと、月1〜2回のスクーリングのみのコースでは、年間数十万円の差が出ることも珍しくありません。

就学支援金制度

国の高等学校等就学支援金制度を使えば、学費負担を軽減できます。

2025年4月からの変更点

2025年4月から所得制限が一部撤廃され、世帯年収に関係なく基準額(年額118,800円、1単位あたり4,812円)が支給されるようになりました。公立通信制高校は授業料が実質無償となります。

世帯年収の目安 支給額(年間)
全世帯共通 118,800円(1単位あたり4,812円)
約590万円未満 最大297,000円(1単位あたり最大12,030円)※上記に加算

支給対象は74単位まで、年間上限は30単位です。返済の必要はありません。

なお、2026年度からは私立高校向けの加算支給についても所得制限が撤廃され、支給上限額の引き上げが予定されています。最新の制度内容は文部科学省のウェブサイトで確認してください。

その他の学費支援制度

都道府県の授業料軽減制度

自治体独自の支援制度があり、就学支援金に上乗せして補助を受けられる場合があります。お住まいの都道府県の教育委員会に確認してみてください。

奨学金・特待生制度

私立の中には、独自の奨学金制度や特待生制度を設けている学校もあります。成績優秀者や経済的に困難な家庭に対し、学費の一部または全額が免除されるケースもあります。

教育ローン

日本政策金融公庫の教育一般貸付や、民間金融機関の教育ローンも選択肢の一つです。学費の分割払いに対応している学校もあります。

学費を抑えるポイント

学費を抑えたい場合は、以下の点を検討してみてください。

  • 公立通信制高校を選ぶ
  • 私立でも登校日数が少ないコースを選ぶ
  • 就学支援金の申請を忘れずに行う(2025年度から所得制限が撤廃され、全世帯が対象に)
  • 自治体の支援制度を調べて活用する
  • 複数の学校の学費を比較する

学校見学や説明会では、学費の詳細や支援制度の適用条件を必ず確認しておきましょう。入学後に予想外の出費が発生しないよう、事前に総額を把握しておくことが大切です。

まとめ|通信制高校入学の準備を始めよう

通信制高校は、中学校を卒業していれば年齢や経歴に関係なく入学できます。入学試験は書類選考や面接が中心で、学力試験を課さない学校も多いため、学力に不安があっても挑戦しやすい環境です。

入学時期は4月と10月の年2回が一般的。転入学・編入学なら随時受け入れの学校もあります。書類準備には時間がかかるため、希望する入学時期の2〜3ヶ月前から動き始めましょう。

まずは気になる学校の資料請求や説明会への参加から。実際に足を運び、自分の目で確かめることが学校選びの第一歩です。

※本記事はあくまで一般的な情報提供を目的としております。一部情報については更新性や正確性の保証が難しいため、最新の制度や要件については改めてご自身で各公式機関にご確認ください。

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私たち松陰高等学校は、山口県岩国市に本校を置く広域通信制高校です。「問いを立てる力」を育むことを大切にし、生徒一人ひとりの個性やペースに合わせた学びを提供しています。全国の学習センターを正規スクーリング校として活用し、移動の負担を減らした柔軟な学習環境を実現。教員と民間出身者が協力し、社会とつながる教育を行っています。校則はなく、生徒自らが学校をつくる「対話」と「実践」の場です。

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