公開日:2026.02.27 / 最終更新日:2026.02.27 不登校について

不登校からの高校進学ガイド|進路の選び方・内申点対策・合格の秘訣を徹底解説

「学校に行けていないけれど、高校には進学したい」 そんな不安を抱えるお子さんや保護者の方へ。今の状況からでも、高校進学は決して難しくありません。
この記事では、内申点が合否に響かない高校の選び方や、遅れた学力を効率よく取り戻す方法を整理しました。
通信制や定時制といった多様な選択肢の中から、お子さんが自分らしく過ごせる場所を見つけるためのガイドとして活用してください。

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目次

不登校でも高校進学はできる!最新データと進学率のリアル

不登校であることで、将来の選択肢がなくなってしまうのではないかと不安を感じる保護者の方も少なくありません。しかし、現在の高校入試の仕組みや多様な学びの場を知ることで、道は大きく開けます。

不登校生徒の高校進学率は約8割以上

不登校を経験した中学生の進路を調べると、実は8割以上が高校へ進学しているという調査結果があります。文部科学省のデータを見ても、多くのお子さんが全日制、通信制、定時制など、自分に合ったスタイルで新しい生活をスタートさせていることがわかります。

大切なのは「不登校だから進学できない」と思い込まないことです。学びの場は年々広がっており、一人ひとりの今の状態に合わせた選択肢が必ず見つかります。

高校進学できる主な理由

多様な高校の種類が増えている

今は、毎日朝から登校する全日制だけでなく、登校日数や時間帯を柔軟に選べる通信制高校や定時制高校、サポート校などが充実しています。自分の体調やペースに合わせて無理なく通える環境が整ってきました。

1出席日数よりも学力や意欲を重視する学校が存在する

すべての高校が内申点(出席日数)を重視するわけではありません。通信制高校の多くは書類選考や面接が中心ですし、全日制でも当日の試験結果を重視する学校や、個性・意欲を評価する入試制度を設けている学校が増えています。

学び直しや個別サポートの体制が充実

「勉強が遅れている」という不安に対しても、入学後に基礎からやり直せるカリキュラムを持つ学校が増えています。個別指導に近い形でフォローを受けられる体制があれば、中学時代の空白期間は十分に取り戻すことが可能です。

不登校からの進学パターン

進学先の種類 選考方法 適している生徒
全日制高校 学力試験中心または内申+試験 学力に自信があり、集団生活が可能な生徒
通信制高校 書類選考・面接が中心 自分のペースで学びたい、登校が難しい生徒
定時制高校 学力試験または面接重視 午後や夜間に通いたい、働きながら学びたい生徒
高等専修学校 面接・作文中心 専門スキルを身につけたい、実践的な学びを求める生徒

進学を実現するために知っておくべきこと

希望する進路を見つけるためには、早めの情報収集が欠かせません。中学3年生の直前に慌てるよりも、2年生の後半あたりから少しずつ、どんな学校があるのかを親子で眺めてみるだけで、心の余裕が変わってきます。

また、不登校だった過去を隠す必要もありません。今の高校は不登校経験者を前向きに受け入れているところが多く、「これからどう学びたいか」という意欲が正当に評価される時代になっています。

高校受験の大きな壁「内申書・内申点」の不安を解消する方法

不登校を経験したお子さんや保護者の方にとって、最も気になるのが「内申点」の不足ではないでしょうか。出席日数やテストの結果、授業態度などが記録される内申書は、公立高校入試において合否を左右する重要な資料となるからです。

内申書・内申点とは何か?基本を理解する

内申書(調査書)は、中学校での学習成績や生活態度を記録した公式な書類です。高校入試では、この内容を点数化した「内申点」と、当日の試験結果を合計して合否が決まります。

評価項目 内容 不登校時の影響
各教科の評定 5段階評価で記載 定期テスト未受験で評価困難
出席日数 年間の出席状況 欠席日数が多いと記録される
特別活動 委員会・部活動などの記録 参加機会が限定的
行動の記録 生活態度や人間関係など 担任による観察が不足

不登校でも内申点を確保できるケースとは

教室に通えなくても、工夫次第で内申点を守る方法はいくつかあります。

別室登校や保健室登校を活用した場合

たとえ教室に入れなくても、別室や保健室で自習を行い、定期テストを受験していれば成績(評定)をつけてもらえる可能性があります。出席日数もカウントされるため、まずは学校側と「どこまでなら可能か」を相談してみるのが第一歩です。

適応指導教室(教育支援センター)を利用した場合

自治体が運営する適応指導教室に通えば、多くの場合で「出席扱い」となります。ここで学習を進めることで、内申書に前向きな活動記録を残せる可能性も高まります。

オンライン学習等での出席扱い制度

一定の条件を満たすオンライン教材で自宅学習をした場合、校長先生の判断で出席扱いになる制度があります。学校との連携は必須ですが、家から出ることが難しい時期には非常に有効な選択肢となります。

内申点が低くても合格可能な受験方式

内申点に自信がなくても、当日の試験や面接で挽回できる入試方式は意外と多いです。

学力検査重視型の公立高校入試

都道府県によりますが、内申点と当日点の比率を選べる制度があります。「当日点:内申点 = 7:3」のように、試験結果を重視する学校を選べば、実力次第で合格を勝ち取れます。

私立高校の単願・推薦入試

私立高校の中には、不登校の経緯を理解し、現在のやる気を評価してくれる学校が増えています。面接や作文を重視する入試であれば、数字以外の「本人の魅力」をしっかりアピールできます。

通信制高校・定時制高校の入試

これらの学校の多くは、過去の成績よりも「これからどう学びたいか」を重視します。書類選考と面接がメインで、内申点が合否に直結しないケースが大半を占めます。

中学校との連携で内申書の記載内容を改善する方法

担任の先生やスクールカウンセラーとは、無理のない範囲で連絡を取り合っておくのが理想的です。 不登校の背景や、家庭で取り組んでいる学習状況を丁寧に伝えておくことで、内申書の「備考」や「所見」の欄に、数字だけでは見えない本人の努力や成長を書き添えてもらえる場合があるからです。

内申点が不利でも諦めない受験戦略

内申点が足りないからと諦める前に、以下の戦略を検討してみてください。

  • 当日点の配点が高い学校を志望校の軸にする
  • 公立・私立・通信制など、複数の受験方式を組み合わせる
  • 過去問対策を徹底し、試験本番で高得点を狙う
  • 面接や作文で、不登校の経験を**「どう乗り越えようとしているか」**前向きに語る

内申点は進路を決める一つの要素に過ぎません。自分に合った戦い方を見極めることで、不登校からの高校進学は十分に実現可能です。

授業の遅れを取り戻す!不登校期間の「学力不足」を補う受験対策

不登校の期間に授業を受けられなかったことで、「学力面で追いつけないのでは」と焦りを感じるかもしれません。しかし、現在の高校入試は、効率的な学習計画を立ててポイントを絞れば、限られた時間でも合格に必要な学力を十分に身につけられます。

現在の学力を正確に把握する

まずは、今の自分が「どこがわかって、どこでつまずいているか」を整理しましょう。いきなり難しい問題集に手を出すのではなく、現状を客観的に知ることが近道です。

各自治体が公開している過去の入試問題や、市販の基本問題集を解いて、得意・不快を洗い出してみてください。すべての教科を一度にやろうとせず、まずは一科目ずつ丁寧に分析することで、優先的に取り組むべき課題がはっきり見えてきます。

科目別の効率的な学習戦略

科目 優先的に取り組むべき内容 効率的な学習方法
国語 漢字・語彙・読解の基礎 毎日15分の漢字学習と週3回の読解演習
数学 中1・中2の計算分野 基礎問題を繰り返し、理解を確実にする
英語 基本文法と頻出単語 中学必修単語800語と基本5文型の徹底
理科 計算問題と頻出実験 図表を使った視覚的理解と過去問演習
社会 地理・歴史の基本事項 年表や地図を活用した体系的学習

学習時間の確保と計画の立て方

不登校期間が長かったとしても、半年ほど集中して基礎を固めれば、受験に対応できる力はつきます。大切なのは、無理なスケジュールを組んで挫折しないことです。

例えば「午前中に1.5時間、夕方に1.5時間」といったように時間を区切ることで、集中力が途切れにくくなります。また、週に1日は勉強をしない「予備日」や「休息日」を設けておくと、急な体調不良があっても予定を調整しやすく、精神的な余裕も生まれます。

活用できる学習支援サービス

独学だけでは不安な場合、プロの手を借りることで効率はぐんと上がります。

家庭教師や個別指導塾

不登校の指導経験がある個別指導であれば、本人のペースに合わせたカリキュラムを組んでくれます。特に積み重ねが大事な数学や英語は、わからなくなった学年まで遡って学び直せるため、着実に学力を底上げできます。

オンライン学習教材

自分のペースで進めたいなら、動画授業などのオンライン教材が最適です。理解できるまで何度でも見返せるため、周囲の視線を気にせず、自宅を教室代わりにして学習を進められます。

フリースクールや適応指導教室の学習支援

これらの施設では、学習だけでなく進路相談にも乗ってくれます。同じような悩みを持つ仲間がいる環境は、孤独感を和らげ、モチベーションを維持する助けにもなるでしょう。

過去問演習で実践力をつける

基礎が固まってきたら、早めに志望校の過去問に触れてみましょう。出題傾向を知ることで、「何を重点的に勉強すべきか」という戦略が立てやすくなります。

過去3年分ほどを解き、間違えた箇所を徹底的に復習してください。時間を計って解く練習をすれば、本番での時間配分の感覚も身につきます。

学習習慣を無理なく身につけるコツ

ずっと机に向かっていなかった時期がある場合、いきなり長時間勉強するのは至難の業です。まずは「1日15分だけ参考書を開く」といった、極めて低いハードルから始めましょう。

「今日は英単語を5個覚えた」といった小さな達成感を積み重ねることが、自信につながります。具体的でハードルの低い目標を設定し、それをクリアするたびに自分を肯定してあげることが、継続の秘訣です。

【徹底比較】不登校の中学生が進学しやすい高校4つの選択肢

不登校を経験したお子さんにとって、高校選びは「今の自分」が無理なく通い、自信を取り戻すための大切なリスタートになります。ここでは、不登校からの進学先として選ばれることが多い4つのタイプについて、それぞれの特徴を比較してみましょう。

①通信制高校:自分のペースで学べる柔軟な学習環境

通信制高校は、自宅学習がメインとなるため、登校へのプレッシャーを感じやすいお子さんにとって最もハードルが低い選択肢です。週1~2日や年間数日の通学(スクーリング)で卒業を目指せる学校が多く、体調やメンタルに合わせながら高校卒業資格を目指せます。

通信制高校の主な特徴

項目 内容
登校頻度 年間数日~週1~2日程度(学校により異なる)
学習スタイル レポート提出、スクーリング、テストの3本柱
入学時期 4月入学のほか、10月入学が可能な学校も多い
内申点の影響 ほとんど影響しない(面接・作文中心の選考)
学費 公立:年間約3~5万円、私立:年間約25~50万円

私立の通信制高校では、オンライン授業の充実や、アニメ・IT・美容といった趣味を仕事につなげる専門コースが豊富な点も魅力。自己管理が不安な場合は、担任によるフォローが手厚い私立を選ぶのも一つの手です。

②定時制高校:夜間や昼間に通える選択肢が豊富

定時制高校は、1日4時間程度の授業で、無理なく学習のリズムを作れる学校です。最近は夜間だけでなく、午前・午後など通う時間帯を選べる「多部制」の学校も増えており、朝が苦手なお子さんにも適しています。

定時制高校の主な特徴

項目 内容
授業時間帯 夜間部・昼間部・午前部・午後部など多様
卒業年数 基本4年制(3年制の学校や単位制で3年卒業も可能)
学習環境 少人数クラスで個別指導が受けやすい
内申点の影響 比較的影響が小さい(面接重視の学校が多い)
学費 公立が中心で、年間約3~5万円程度

定時制には多様な背景を持つ生徒が集まっており、不登校の経歴を気にせず通える空気感があります。基礎から学び直せる体制が整っている学校も多いため、学力面の不安も解消しやすいでしょう。

③全日制高校(不登校受け入れに積極的な私立校):手厚いサポート体制

「毎日通いたい」「行事を楽しみたい」という希望があるなら、不登校の受け入れを積極的に行っている私立全日制高校が候補になります。カウンセラーの常駐や、別室登校への対応など、心理面でのサポートが最初から組み込まれているのが特徴です。

不登校受け入れに積極的な私立全日制高校の特徴

項目 内容
入試方式 面接・作文重視、内申点不問または参考程度
サポート体制 スクールカウンセラー常駐、別室登校対応など
学習支援 習熟度別授業、個別補習、学び直しプログラム
登校形態 段階的な登校プラン、部分登校から始められる
学費 年間約60~120万円程度(就学支援金制度の利用可)

これらの学校では、最初は午前中だけ、あるいは週3日からといったスモールステップでの登校を支援してくれる場合があります。全日制ならではの友人関係を築きたいお子さんに向いています。

④サポート校・技能連携校:専門スキルと高卒資格を同時取得

サポート校は通信制高校の卒業を強力にバックアップする施設、技能連携校は専門技術を学びながら高卒資格を目指す場所です。やりたいことが明確な場合や、一人での自宅学習が不安な場合に適しています。

サポート校・技能連携校の主な特徴

項目 内容
学習内容 高校卒業資格取得+専門技能(IT、美容、調理など)
登校スタイル 週2~5日など、コースにより選択可能
サポート体制 少人数制、個別指導、メンタルサポート充実
入学要件 内申点不問、面接・作文中心の選考
学費 年間約50~100万円程度(専門コースにより変動)

「高校卒業」という目標だけでなく、将来に直結する武器を身につけることで、お子さんの自信回復につながるケースも少なくありません。

4つの選択肢の比較まとめ

高校タイプ こんな人に向いている 登校負担 学費目安
通信制高校 自分のペースで学びたい、登校に不安がある 低い 公立3~5万円、私立25~50万円
定時制高校 少人数でゆっくり学びたい、経済的負担を抑えたい 中程度 3~5万円程度
私立全日制高校 充実した高校生活を送りたい、手厚いサポートが必要 高い 60~120万円程度
サポート校・技能連携校 専門スキルを身につけたい、将来の方向性が決まっている 中~高 50~100万円程度

どの選択肢が正解ということはありません。今の本人の状態と、ご家庭の状況を照らし合わせ、最も「ここなら通えそう」と思える場所を一緒に見つけることが、納得のいく進路選びの鍵となります。

【タイプ別診断】わが子に合うのはどこ?失敗しない学校選びの基準

高校の種類が増えた分、「どこがうちの子に合うのか」を見極めるのは一苦労です。お子さんの性格や今の状態に寄り添った学校選びが、充実した高校生活への第一歩となります。ここでは、タイプ別の判断基準を具体的に整理しました。

タイプ別診断チャート

お子さんの現状や希望に合わせて、適した学校のタイプを確認してみましょう。

お子さんの特徴 おすすめの学校タイプ 重視すべきポイント
集団生活や決まったスケジュールが苦手 通信制高校・定時制高校 登校日数の柔軟性、個別指導の有無
少人数でゆっくり学びたい 通信制高校(サポート校併用)・定時制高校 クラス人数、教員との距離感
学力に不安はあるが、全日制を希望している 私立全日制高校・チャレンジスクール 学力試験の有無、内申点の配点比率
特定の趣味や関心分野がある 専門コースのある通信制高校・専門学科 コース内容、実習設備
全日制でやり直したい意欲がある 私立全日制高校・公立チャレンジスクール 不登校経験者の受け入れ実績、相談体制

性格・特性から考える学校選びの基準

マイペースに学びたいタイプ

自分のリズムで学習を進めたい、あるいは毎日決まった時間に通うことが負担に感じるなら、登校日数を調整できる通信制高校が有力な候補です。週1日から通えるコースや、年数回の登校で卒業できる学校もあります。 ただし、このタイプは自己管理が課題になりやすいため、担任制やメンター制度、定期的な面談など、緩やかに伴走してくれるサポート体制があるかを確認しておきましょう。

対人関係に不安があるタイプ

友人関係や集団行動に苦手意識がある場合は、少人数制や個別対応が手厚い環境が向いています。1クラス10〜20人程度の小規模校なら、過度な刺激を避けつつ自分のペースで周囲と打ち解けていけます。 スクールカウンセラーの常駐はもちろん、生徒同士をサポートする仕組みがある学校なら、より安心して過ごせるはず。学校見学では、生徒たちの表情や関わり方をぜひ観察してみてください。

学習意欲はあるが体調面に不安があるタイプ

「勉強はしたいけれど、朝起きるのがつらい」「長時間の通学がしんどい」といった身体的な悩みがあるなら、午後から通える定時制高校や、オンライン授業が充実した通信制高校が適しています。 特に午後部・夜間部のある学校なら、生活リズムに無理を強いることなく学習を続けられます。体調が良いときにまとめてレポートを進められるような、柔軟な仕組みがあるかもチェックポイントです。

特定の分野に強い関心があるタイプ

イラスト、プログラミング、美容、eスポーツなど、特定の分野に強い興味があるなら、専門コースが充実した学校がおすすめです。 「好きなことを学べる」という実感が登校のモチベーションになり、自信の回復につながります。専門分野の学びがそのまま将来の進路に結びつきやすいのも、このタイプならではのメリットです。

家庭環境から考える選択基準

経済面を重視する場合

学費を抑えるなら、公立の定時制や通信制が現実的です。年間数万円程度で通えるケースが多いため、家計への負担を最小限に抑えられます。 私立の場合、年間30〜100万円ほどかかりますが、世帯収入に応じた「就学支援金制度」を利用すれば、実質の負担額を大きく減らせる可能性があります。学校独自の奨学金制度もあわせて調べておきましょう。

通学距離を重視する場合

通学に1時間以上かかると、それだけで体力を消耗し、登校のハードルが上がってしまいます。継続できるか不安な場合は、なるべく近場を選ぶか、オンライン授業が中心の通信制を検討するのも一つの方法です。

学校選びで失敗しないための5つのチェックポイント

実際に学校を選ぶ際は、以下のポイントを必ず確認してください。

チェック項目 確認すべき内容
不登校経験者の在籍状況 同じ経験を持つ生徒が多いか、受け入れ実績は十分か
サポート体制の具体性 カウンセラー、スクールソーシャルワーカー、保健室の充実度
卒業率と進路実績 入学者の何割が卒業しているか、進学・就職先の情報
学習スタイルの柔軟性 登校日数の調整可否、オンライン授業の有無、レポート提出の負担
校風と生徒の雰囲気 実際に見学して感じる空気感、生徒の表情や会話の様子

複数の学校を比較検討することの重要性

最初から一校に絞らず、3校程度は資料請求や見学をすることをおすすめします。パンフレットの文字情報だけではわからない、先生の物腰や教室の雰囲気など、肌で感じる情報が何よりの判断材料になるからです。 最終的には、お子さんの意思を尊重し、親子で感想を共有しながら納得のいく一校を見つけていきましょう。焦らず、本人のペースに寄り添うことが、高校生活を成功させる鍵となります。

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後悔しないための志望校選び!学校見学で必ず確認すべきポイント

パンフレットや公式サイトのきれいな写真だけでは、学校の本当の姿はわかりません。実際に足を運んで「空気感」を肌で感じることが、進学後のミスマッチを防ぐ最大の鍵となります。ここでは、見学時に親子でチェックしたいポイントを具体的にまとめました。

見学前に準備しておくこと

見学を実りあるものにするためには、事前のリストアップが大切です。まずはホームページで教育方針を確認し、その上で「ここだけは譲れない」という確認事項をお子さんと共有しておきましょう。

個別相談の枠がある場合は、不登校の経緯についてどこまで話すか、どんなサポートを希望するかをメモしておくと、当日落ち着いて話ができます。予約が必要な説明会も多いため、早めのスケジュール確認が安心です。

学校見学で必ず確認すべき7つのポイント

見学中は、以下の項目を意識して観察してみてください。

 

確認項目 具体的なチェック内容
校内の雰囲気 廊下や教室の様子、生徒同士の会話の雰囲気、先生と生徒の距離感を観察する
生徒の表情 生徒たちが楽しそうか、リラックスしているか、多様な個性が尊重されているかを見る
教室や施設の清潔さ 校舎の管理状態、トイレの清潔さ、教室の整理整頓具合から学校運営の丁寧さを判断する
相談室やカウンセリング体制 相談室の場所と雰囲気、カウンセラーの常駐状況、利用しやすい環境かを確認する
少人数教育の実態 実際のクラスの人数、個別対応の体制、習熟度別授業の有無を具体的に聞く
登校時間や学習ペース 始業時間の柔軟性、午後からの登校対応、レポート提出の頻度など無理のないペースか確認する
進路実績と進学サポート 卒業生の進路状況、大学進学や就職のサポート体制、過去の不登校経験者の実績を聞く

先生との面談で必ず聞くべき質問

個別相談は、学校の「本音」を知るチャンスです。以下の質問を通じて、具体的な支援体制を探ってみましょう。

  • 不登校経験のある生徒への具体的なフォロー体制はあるか
  • もし入学後に登校がしんどくなった場合、どのような選択肢があるか
  • 保健室や別室など、教室以外で過ごすことは可能か
  • 欠席や遅刻が重なった際の、単位や進級への影響はどうなるか
  • 保護者との連絡や相談は、どの程度の頻度で行えるか

先生が質問に対して誠実に、具体例を持って答えてくれるかどうかは、信頼関係を築く上での大きな判断材料になります。

お子さん本人の「直感」を大切にする

条件がどれほど完璧でも、最終的に通うのはお子さん自身です。理屈ではない「ここならいられそう」という直感は、進学後の大きな支えになります。見学の帰り道には、ぜひ以下の点を聞いてみてください。

  • 校舎の中にいて、落ち着く感じがしたか
  • 通っている生徒たちの輪に、自分がいるイメージが湧いたか
  • 先生たちの話し方は、自分に合っていそうか
  • 毎朝(あるいは決まった時間に)ここへ来る自分を想像できるか

複数回の訪問で見えてくること

一回の見学で決めきれない場合は、日を変えて何度か訪ねてみるのも手です。説明会のような「表向きの顔」だけでなく、文化祭などの行事、あるいは平日の放課後の様子を見ることで、生徒たちの素の表情や学校の活気がより深く理解できます。

日常の何気ない風景の中にこそ、お子さんにとっての「通いやすさ」が隠れているものです。

 高校進学後に「また不登校」にならないためのメンタルと環境づくり

せっかく合格を手にしても、「また通えなくなったらどうしよう」という不安は尽きないものです。実は、高校生の不登校率は中学生よりも高く、特に入学直後の環境変化でつまずくケースが少なくありません。再不登校を防ぐには、入学前から少しずつ「心のクッション」と「無理のない環境」を整えておくことが大切です。

入学前に心の準備をしておく

新しい生活への期待と不安が入り混じる時期だからこそ、事前のシミュレーションが心の安定につながります。中学時代とは違う人間関係やリズムに対して、あらかじめ心の準備をしておきましょう。

不安を言語化して整理する

漠然とした不安は、紙に書き出すだけでも扱いやすくなります。「友達ができるか」「授業についていけるか」といった心配事を可視化し、それぞれに「もしそうなったらこうしよう」と対処法を決めておくと、いざという時に冷静でいられます。

小さな成功体験を積み重ねる

入学前の休みを使って、図書館へ行く、決まった時間にコンビニまで歩くなど、小さな目標をクリアする習慣をつけてみてください。こうした「自分で決めて実行できた」という実感が、新しい環境へ飛び込む自信の土台になります。

生活リズムを段階的に整える

不登校期間中に昼夜逆転していた場合、入学式当日にいきなり朝型に変えるのは無理があります。遅くとも1〜2か月前から、スモールステップで起床時間を早めていきましょう。

時期 目標起床時間 ポイント
2か月前 10時〜11時 まずは午前中に起きることを目標に
1か月前 8時〜9時 週に3〜4日は早起きできるように
2週間前 7時前後 学校の始業時間に合わせた起床を習慣化

通学に慣れるための準備

通学そのものが心身の負担になることもあります。入学前に、実際の通学ルートを何度か予行演習してみるのがおすすめです。所要時間や混雑具合を肌で知っておくだけで、初日の緊張はぐっと和らぎます。 満員電車が怖いなら「各駅停車を使う」「一本早い電車に乗る」など、本人が楽に感じる代替案を一緒に考えておきましょう。

学校との連携体制を作る

入学前や直後に、担任の先生やカウンセラーと面談し、これまでの経緯を共有しておくことをおすすめします。学校側が事情を理解していれば、問題が小さいうちにサポートの手を差し伸べやすくなります。

具体的な配慮事項を相談する

「体調が悪い時は保健室で休ませてほしい」「座席を一番後ろにしてほしい」など、本人が安心できる具体的な配慮を伝えておきましょう。最近の高校では、こうした個別の事情に柔軟に対応してくれるケースが増えています。

居場所を複数持つ工夫

クラスの中に馴染めなくても、部活動や図書室、あるいは特定の先生のところなど、校内に「逃げ場」があるだけで安心感は変わります。最初から全員と仲良くしようとせず、まずは自分一人でも落ち着ける場所を見つけることから始めましょう。

欠席の初期対応を決めておく

どんなに準備をしても、疲れが出て休みたくなる日は必ずあります。その際「一日休んだら終わりだ」と思い詰めないよう、あらかじめ親子でルールを決めておきましょう。

状況 対応例
朝起きられない 2時間目からの遅刻登校を目標にする
教室に入れない 保健室や相談室で過ごす
連続して休みそう 3日以内に担任またはカウンセラーに相談

休みを「失敗」ではなく「エネルギー調整」と捉えることが、長期化を防ぐコツです。

家庭でのサポート体制

保護者の方は、つい「今日はどうだった?」と詳しく聞きたくなりますが、過度な干渉は禁物です。本人が話したい時に耳を傾ける、というスタンスが一番の支えになります。 また、疲れている時は登校を促すよりも、休息を優先させる勇気も必要です。できたことに目を向け、小さな変化を認めてあげることで、お子さんの自己肯定感を守っていきましょう。

専門機関との継続的な関わり

中学時代にお世話になったカウンセラーや医療機関があるなら、進学後も関係を断たずに利用し続けるのが理想的です。調子が良くなっても定期的に話を聞いてもらうことで、異変にいち早く気づき、再不登校の予防につなげることができます。

【保護者の方へ】お子さんの進路を前向きに支えるための親の関わり方

不登校のお子さんが高校進学を考える時期は、見守る親御さんにとっても不安や焦りが募るものです。しかし、親の関わり方ひとつで、お子さんの進路選択が「自分らしい再出発」になるか、「さらなるプレッシャー」になるかが大きく変わります。ここでは、お子さんの背中をそっと押すための、具体的なサポートのコツを整理しました。

お子さんの気持ちを受け止める「傾聴」の姿勢

まず何よりも大切なのは、お子さんの本音を引き出すための「聞く」姿勢です。進路の話になると、つい「こうすべきだ」「将来困るよ」といったアドバイスを口にしたくなりますが、まずは本人が何を感じ、何を望んでいるのかを丁寧に受け止めることから始めましょう。

「どんな高校生活なら楽しめそうかな?」「今、何が一番不安?」といった問いかけを、否定せずに最後まで聞く。お子さんが「ここは自分の味方だ」と安心できる環境を作ることで、本当の希望が見えてきます。

「指示」ではなく「選択肢の提示」を心がける

不登校の時期は、自信を失い、外部からの指示に敏感になっていることが多いものです。親からの一方的な指示はプレッシャーになりやすいため、複数の選択肢を示して「選ばせる」アプローチが効果を発揮します。

NG例 OK例
「全日制に行きなさい」 「全日制、通信制、定時制があるけど、どれが合いそう?」
「勉強しないと受からないよ」 「どの科目から始めてみたい?」
「見学に行くべきだ」 「気になる学校があれば一緒に見に行こうか」

このように、お子さん自身がハンドルを握れるような声かけをすることで、進路に対する主体性が育まれます。

過度な期待やプレッシャーをかけないための配慮

「せめて高校だけは」という言葉や、兄弟・周囲との比較は、お子さんを深く追い詰めてしまうことがあります。お子さん一人ひとりの歩幅や個性を尊重し、他者と比較しない姿勢を貫くことが大切です。

たとえ進路がなかなか決まらなくても、焦らずに「今できることを一緒に探そう」というスタンスで寄り添うことが、お子さんの心の安全を守ります。

情報収集や手続きのサポートを積極的に行う

お子さん本人は、情報収集や複雑な手続きに対して強い不安や苦手意識を抱えている場合があります。保護者が「頼れる事務局」のような立ち位置で、以下のような実務面をサポートしてあげましょう。

  • パンフレットの取り寄せや説明会の日程管理
  • 提出書類の準備や期限のチェック
  • オープンスクールへの同行
  • 学校側への事前相談(不登校の状況説明など)

ただし、すべてを肩代わりするのではなく、お子さん本人ができそうな部分は任せ、負担が大きい部分だけをフォローするバランスを意識してください。

学校や専門機関との連携を積極的に活用する

親御さんだけで抱え込む必要はありません。担任の先生やスクールカウンセラー、教育支援センターといった専門家の知見を積極的に頼りましょう。特に内申点の扱いといった専門的な話は、第三者の助言があるだけで解決策が見つかりやすくなります。 また、同じ悩みを持つ親の会などに参加し、経験者の話を聞くことで、親御さん自身の視界が広がることもあります。

子どもの小さな変化や努力を認めて励ます

不登校から進学を目指す過程は、スモールステップの連続です。「パンフレットを開いた」「勉強机に向かった」といった、何気ない変化を見逃さず、言葉にして伝えてあげましょう。

「自分で調べられて偉いね」「見学に行ってみて、一歩前進したね」といった、結果ではなくプロセスを評価する言葉が、お子さんの折れかけた自信を少しずつ再生させます。

親自身のメンタルケアも忘れずに

お子さんの進路について、親御さんが不安や焦り、罪悪感を抱くのは当然のことです。しかし、親が精神的に限界まで追い詰められると、そのピリピリとした空気はお子さんにも伝わってしまいます。

親御さん自身もカウンセリングを利用したり、趣味の時間を持ったりして、心の余裕を保つようにしてください。親がどっしりと構えていられることが、お子さんにとって最大の安心材料となります。

まとめ:不登校は通過点。自分らしい高校生活への一歩を踏み出そう

不登校は決して人生の行き止まりではなく、あくまでこれからの自分を見つめ直すための通過点です。全日制、通信制、定時制、あるいは専修学校など、お子さんの個性を活かせる場所は必ず見つかります。内申点の不安や学力の遅れも、正しい情報と対策があれば決して乗り越えられない壁ではありません。

一番大切なのは、周囲の基準に合わせることではなく「自分らしく学べる環境かどうか」という視点。焦る必要はありません。ご家族や専門機関と手を取り合いながら、お子さんのペースで一歩ずつ進んでいきましょう。高校進学は、新しい自分を始めるための絶好のチャンスです。お子さんにぴったりの充実した高校生活が、その先に待っています。

※本記事はあくまで一般的な情報提供を目的としております。一部情報については更新性や正確性の保証が難しいため、最新の制度や要件については改めてご自身で各公式機関にご確認ください。

松陰高等学校

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私たち松陰高等学校は、山口県岩国市に本校を置く広域通信制高校です。「問いを立てる力」を育むことを大切にし、生徒一人ひとりの個性やペースに合わせた学びを提供しています。全国の学習センターを正規スクーリング校として活用し、移動の負担を減らした柔軟な学習環境を実現。教員と民間出身者が協力し、社会とつながる教育を行っています。校則はなく、生徒自らが学校をつくる「対話」と「実践」の場です。

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