公開日:2026.02.27 / 最終更新日:2026.02.27 不登校について

不登校でも塾は行ける?失敗しない選び方とメリット・注意点を専門家が徹底解説

「学校は行けないけど、塾なら行けるかも」というお子さんの前向きな気持ちを、学びや自信につなげる方法はたくさんあります。
実は不登校でも塾に通うことは十分可能で、勉強の遅れを取り戻すだけでなく、大切な居場所にもなります。
この記事では、不登校の子に合う塾の選び方や、出席扱いにできる制度について簡潔に解説します。お子さんにぴったりの学び場を見つけるヒントとしてご活用ください。

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目次

不登校でも塾へ行ける?「行きたい」意欲を活かす基礎知識

不登校の子どもでも塾には通える

不登校の状態にあっても、塾に通うことは十分に可能です。学校に行けないからといって、学びの場を諦める必要はありません。実際に多くのお子さんが、自分のペースで学習を進めるために塾を活用しています。集団生活が中心の学校とは環境が異なるため、塾なら無理なく通えるというケースは非常に多いものです。

塾と学校の違いが「通いやすさ」を生む理由

塾が不登校のお子さんにとってハードルが低いのは、学校と比べて自由度が高いからです。

比較項目 学校
通学時間 朝の決まった時間 午後や夕方など選択可能
人数規模 30~40人のクラス 少人数または個別
人間関係 クラスメイト全員と関わる 限られた人との関係
学習内容 カリキュラム通り 個人のペースに合わせられる
活動内容 授業・行事・部活など多様 学習に特化

このように、心理的な負担が少ない環境が「通いやすさ」に直結しています。

「行きたい」という気持ちが芽生えたタイミングを大切に

お子さんが自ら「塾に行ってみたい」と話すのは、外の世界とつながろうとする前向きな変化です。この意欲を逃さず、無理のない範囲で選択肢を広げてあげることが成長のきっかけになります。ただし、焦って親が主導権を握りすぎると負担になるため、あくまでお子さんの歩幅に合わせることが大切です。

塾が不登校支援の一つの選択肢である理由

塾は単に学力を上げる場所だけでなく、社会との接点を持つための支援機関としての役割も担っています。

  • 学習の遅れを取り戻す場
  • 安心して過ごせる居場所
  • 社会とのつながりを持つきっかけ
  • 自己肯定感を回復する場
  • 進学など将来の選択肢を広げる手段

不登校の子が塾に通う5つのメリットと期待できる変化

塾に通うことは、学力だけでなく心理面や社会性にもプラスの変化をもたらします。実際に通い始めたお子さんに見られる、5つのメリットを整理しました。

学習の遅れを取り戻せる・学力を維持できる

不登校期間中に最も心配される学習面ですが、塾ならお子さんの理解度に合わせた個別カリキュラムで進められます。集団授業のようなプレッシャーがなく、わからない箇所まで戻って丁寧に学べるのが利点です。定期的に勉強する習慣がつくことで、将来の選択肢を狭めずに済みます。

学校以外の安心できる居場所ができる

塾は学校での嫌な記憶と結びつかない「新しい居場所」になります。不登校支援に理解のある塾は、無理な学校復帰を促すのではなく、まずお子さんが安心して過ごせる環境を重視します。講師との信頼関係や、同じ境遇の仲間との出会いを通じて、孤独感が解消されることも少なくありません。

一対一の関係で自己肯定感が高まる

個別指導や少人数制の塾では、講師がお子さん一人ひとりの頑張りをしっかり見てくれます。集団の中に埋もれることなく「自分を見てくれる大人がいる」と実感できることは、自信の回復に大きくつながります。小さな「わかった」という成功体験の積み重ねが、前向きな意欲を育てます。

生活リズムの改善と外出のきっかけになる

不登校が続くと生活リズムが崩れがちですが、通塾という予定ができることで自然と外出の習慣がつきます。

通塾前 通塾後
昼夜逆転、起床時刻が不規則 通塾日は決まった時間に起床
外出する機会がほとんどない 週に数回は外出する習慣がつく
一日の予定が立たない 通塾を中心に予定が組める

将来の進路選択肢が広がる

学習を継続することで、高校・大学受験や高卒認定試験など、進路の幅が格段に広がります。塾には受験情報や過去の事例が蓄積されているため、具体的な目標を立てやすいのもメリットです。目標に向かって努力した経験そのものが、お子さんの自立に向けた大きな支えとなります。

後悔しない塾選び!不登校生に合う塾を見極める5つの基準

不登校のお子さんに合う塾を探すには、一般的な塾選びとは少し異なる視点が必要です。失敗しないための5つの判断基準をまとめました。

基準1:少人数制または個別指導の体制があるか

大人数の中にいることに不安を感じやすい時期は、個別指導や少人数制の環境が適しています。

指導形態 メリット こんな子におすすめ
完全個別指導 自分のペースで学習できる、質問しやすい 人と関わることに強い不安がある
少人数制(2~5名) 適度な刺激があり、社会性も育める 少しずつ集団に慣れたい
オンライン個別 外出の負担がなく、自宅で受講可能 外出自体が難しい段階

基準2:不登校への理解と実績があるか

学習の遅れだけでなく、心の揺れにも配慮してくれる塾を選びましょう。ホームページやパンフレットで、不登校生の受け入れ実績や、専門知識を持つ講師の有無を確認してみてください。事前のヒアリングで、お子さんの現状を丁寧に聞き取ってくれるかどうかも大切な判断材料になります。

基準3:通いやすい時間帯と柔軟なスケジュール設定

生活リズムを整えている最中のお子さんにとって、時間の柔軟性は欠かせません。

  • 午後からの遅い時間帯でも受講できるか
  • 週1回などのスモールステップで始められるか
  • 急な体調不良時の振替や、オンラインへの切り替えに対応しているか 無理なく通い続けられる「仕組み」があるかを確認しましょう。

基準4:学習目的に合ったカリキュラムがあるか

「何のために通うのか」によって最適な塾のタイプは変わります。

学習目的 適した塾のタイプ カリキュラムの特徴
基礎学力の定着 個別指導塾、フリースクール併設塾 学年をさかのぼった復習が可能
高校受験対策 不登校専門の受験塾、個別指導塾 内申点に頼らない入試対策
学校復帰の準備 適応指導教室連携型、サポート校 生活リズム改善と学習の両立

基準5:子ども本人が「行きたい」と思える雰囲気か

どれだけ条件が良くても、最後は本人の直感が大切です。体験授業や見学を通して、講師との相性や教室の空気感をお子さん自身に確かめてもらいましょう。「ここなら座っていられそう」と思える安心感が、継続への一番の鍵になります。

どれが最適?不登校支援に強い塾の種類と特徴を徹底比較

不登校のお子さんを受け入れている塾は、大きく分けて4つのタイプがあります。お子さんの今の心の状態や目的に合わせて選べるよう、それぞれの特徴をまとめました。

不登校生を受け入れる主な塾の種類

不登校生向けの学習支援を行う塾は、大きく分けて以下の4つのタイプに分類できます。

塾の種類 指導形式 主な特徴 向いている子ども
個別指導塾 1対1または1対2 学習ペースを個別に調整、曜日・時間の柔軟性が高い 学力の遅れが気になる、自分のペースで学びたい
不登校専門塾 個別または少人数 心理面のケアも重視、不登校経験のある講師も在籍 メンタル面の配慮が必要、同じ境遇の仲間と学びたい
オンライン塾 オンライン個別指導 自宅から受講可能、全国対応、通塾の負担がない 外出が難しい、地方で選択肢が少ない
フリースクール併設型 少人数集団または個別 居場所づくりと学習支援の両立、体験活動も豊富 人との関わりを求めている、学校復帰を目指したい

個別指導塾の特徴とメリット

一人ひとりに合わせたカリキュラムで進めるため、学習のブランクがあっても無理なくリスタートできます。曜日や時間を柔軟に選べるので、体調に波がある時期でも続けやすいのが利点です。人目が気になる場合は、他の生徒が少ない平日の昼間に通える教室もあります。

不登校専門塾の特徴とメリット

学習だけでなく、自己肯定感の回復を重視したサポートが受けられます。不登校経験のある講師やカウンセラーが在籍していることも多く、勉強以外の悩みも打ち明けやすい環境です。同じ境遇の生徒と接することで、自分だけではないという安心感にもつながります。

オンライン塾の特徴とメリット

自宅から受講できるため、外出への心理的なハードルが高いお子さんに最適です。通塾の負担がなく、全国どこからでも質の高い指導が受けられます。チャット等を使った細かなフォロー体制が整っている塾も多く、デジタルの利点を活かしてマイペースに学習を進められます。

フリースクール併設型の特徴とメリット

「居場所」と「学習」の両方を兼ね備えているのが特徴です。工作やスポーツなどの体験活動を通じて生活リズムを整え、その流れで学習に取り組むといった柔軟な過ごし方ができます。スタッフと保護者の連携が密なところが多く、家族全体の支えになってくれる場でもあります。

受験対策に強い塾の選び方

受験を目指すなら、不登校生特有の受験戦略に詳しい塾を選びましょう。内申点が不足していても学力で勝負できる入試制度や、通信制高校からの大学進学実績など、具体的なノウハウを持っている塾なら、志望校選びから願書作成まで安心して任せられます。

自分に合う塾を見つけるための体験・見学のポイント

最後は実際に見学や体験授業を受け、お子さん自身が「ここなら落ち着ける」と感じるかどうかを確かめてください。教室内が静かすぎないか、講師の話し方は合うかなど、本人の感覚を最優先にすることが、無理なく通い続けるための何よりの秘策です。

塾で「出席扱い」が可能?学校連携の仕組みと申請の条件

塾への通塾が学校の「出席」として認められる制度があります。これを利用できれば、内申書への影響を抑えながら学習を続けられるため、進路の選択肢を広げる大きな助けになります。

出席扱い制度の基本的な仕組み

文部科学省の通知により、不登校のお子さんが学校外の施設で指導を受ける場合、校長の判断で「出席」扱いとすることが可能です。対象は塾やフリースクールなど多岐にわたります。この制度の本来の目的は、単に日数を稼ぐことではなく、お子さんが自分に合った環境で学び、社会とのつながりを保つことを支援することにあります。

出席扱いが認められるための主な条件

出席扱いとして認められるには、以下の要件を満たす必要があります。

条件項目 具体的な内容
保護者と学校の連携 保護者が学校と十分な連携・協力関係を保っていること
通所・通学の事実 当該施設への通所または通学が継続的に行われていること
学習内容の適切性 学習活動が計画的なプログラムに基づいて行われていること
学校との情報共有 施設から学校へ定期的な指導状況の報告があること
本人の意思 児童生徒本人が学校復帰を希望していること(必須ではないが考慮される)

塾が出席扱いの対象となるケース

すべての塾が対象になるわけではありません。不登校支援に力を入れ、学校との連携実績がある塾を選ぶことが近道です。個別指導塾やフリースクールを運営している施設などは、学校への提出書類の作成に慣れていることが多いため、入塾前に「出席扱いの相談が可能か」を確認しておくとスムーズです。

申請の具体的な手順と流れ

まずは学校の担任の先生に相談することから始まります。

  1. 学校側に「出席扱い制度」を利用したい旨を伝える
  2. 検討している塾が、条件を満たせるか確認する
  3. 学校と塾の間で、報告方法などのルールを決める
  4. 校長の承認後、出席扱いがスタートする 

 

手続きには数週間かかることもあるため、通塾が決まったら早めに相談を進めるのがおすすめです。

学校との連携で注意すべきポイント

制度をスムーズに活用するには、学校との良好なコミュニケーションが欠かせません。保護者から定期的に学校へ様子を伝えるとともに、塾側にも月1回程度の報告書作成を依頼する必要があります。提出書類の作成に協力的な塾を選ぶことが、保護者の方の負担を減らすポイントです。

出席扱いが認められない場合の対応

地域や学校の判断によっては、出席扱いが難しい場合もあります。しかし、たとえ出席にならなくても、塾で学力をつけること自体に大きな価値があります。高校入試では、当日の試験結果を重視する学校も多いため、まずは「学びを止めないこと」を最優先に考えましょう。

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通塾前に知っておくべき注意点と挫折を防ぐための対策

お子さんの「行きたい」という意欲は素晴らしい一歩ですが、急ぎすぎると息切れしてしまうこともあります。通い始めてから後悔しないために、事前の準備と継続のコツを押さえておきましょう。

通塾を始める前に確認すべき3つの注意点

本人の意思と心身の状態を最優先する

何よりも大切なのは、お子さん本人が納得していることです。親の焦りから無理に通わせると、逆に自信を失わせる原因になりかねません。外出が大きな負担にならないよう、体調や心のエネルギーに余裕がある時期を見極めてスタートしましょう。

学力や進度のギャップによるプレッシャー

勉強のブランクがあると、周りとの差がプレッシャーになることがあります。集団授業で自信を失わないよう、今の学力にぴったりのレベルから始められる環境を選びましょう。さかのぼり学習ができる個別指導塾なら、無理なく基礎を固められます。

通塾頻度と時間帯の調整

最初は「週1回」など、少し物足りないくらいのスモールステップから始めるのが継続のコツです。また、他の生徒が多く騒がしい夕方の時間帯が苦手なら、落ち着いて過ごせる昼間やオンラインを検討するのも一つの手です。

挫折を防ぐための具体的な対策

スモールステップで目標を設定する

「毎回欠かさず行く」という大きな目標ではなく、「まずは教室の椅子に座る」「先生と挨拶する」といった、小さな達成感を積み重ねましょう。できたことをその都度認めてあげることで、少しずつ自信が育ちます。

塾との連携体制を整える

お子さんの特性や配慮してほしいことは、事前にはっきりと伝えておきましょう。

共有すべき情報 具体例
本人の特性や苦手なこと 人前で発表するのが苦手、急な予定変更に弱いなど
体調面での配慮 疲れやすい、頭痛が起きやすいなど
コミュニケーションの取り方 質問しやすい雰囲気づくり、肯定的な声かけなど
緊急時の連絡体制 欠席や早退の連絡方法、保護者との連絡手段

逃げ道を用意しておく

「一度決めたら絶対」というプレッシャーは、通塾を苦しくさせます。「今日は疲れたから休んでもいい」「合わなければ別の方法を考えよう」と、逃げ道を用意しておくことが、結果として心のゆとりを生み、継続につながります。

家庭でのサポート体制を整える

通塾日は、朝から急かさず穏やかな雰囲気を心がけましょう。帰宅後も「何を学んだか」を問い詰めるのではなく、「お疲れ様」「通えたね」と、その行動自体を肯定する声かけが、お子さんの安心感につながります。

挫折しそうになったときの対処法

「塾が近づくと元気がなくなる」「準備を嫌がる」といった兆候が見られたら、立ち止まるサインです。まずは「何が辛いのか」をお子さんの言葉で聞き、共感することから始めてください。回数を減らす、オンラインに切り替えるなど、柔軟に形を変えながら、決して焦らず進めていきましょう。

不登校からの進路実現|塾を活用した高校・大学受験対策

不登校の状況にあっても、適切な学習サポートがあれば志望校への進学は十分に目指せます。塾をうまく活用することで、お子さんの可能性を大きく広げることが可能です。

不登校生の進路選択肢と受験方法

学校に通えていなくても、学力や意欲を評価してくれる受験制度は数多く存在します。

進路 受験方法 不登校生への適性
公立高校 入試当日の学力試験で評価 内申点の比重が低い地域では有利
私立高校 学力試験・面接・作文など 不登校への理解がある学校も多い
通信制高校 書類審査・面接が中心 通学の負担が少なく継続しやすい
高等専修学校 面接・作文中心 専門技術を学べる実践的環境
高卒認定試験 科目別試験に合格 自分のペースで大学受験資格を取得

塾での受験対策の進め方

まずは現在の学力と志望校との距離を把握し、優先順位を決めて学習をスタートします。授業を受けていないブランクがあっても、抜けている単元をピンポイントで補うことで効率的に進められます。

基礎学力の補強

まずは英語・数学・国語の主要3科目を固めるのが鉄則です。中学全範囲をやり直すのではなく、入試に出やすい基礎に絞って対策することで、短期間でも手応えを感じやすくなります。

過去問演習と実戦対策

志望校の傾向を早めに知ることで、無駄のない学習計画が立てられます。個別指導なら、お子さんがつまずいた箇所を即座に解説してもらえるため、最短距離で得点力を伸ばせます。

内申点が取れない場合の対応策

内申点が低くても、決して進学を諦める必要はありません。当日の試験配点が高い学校を選んだり、不登校経験を前向きに捉えてくれる自己推薦枠を探したりと、戦略次第で道は開けます。内申点を問わない通信制高校から、大学進学を目指すルートも非常に現実的な選択肢です。

高卒認定試験からの大学進学ルート

「高校に通うこと」が難しい場合は、高卒認定試験(高認)を経て大学を目指す方法があります。試験内容は基礎が中心のため、塾のサポートがあれば数ヶ月から1年での合格も可能です。高認合格後は、すぐに大学受験勉強へシフトできるメリットもあります。

通信制高校と塾の併用による進学準備

通信制高校で高卒資格を取りつつ、塾で大学受験対策を行うスタイルも増えています。時間に余裕がある分、苦手科目の克服や得意科目の強化に専念できるため、難関大学への進学を実現するお子さんも少なくありません。

親のサポートと進路相談の重要性

受験期は親御さんの情報収集が大きな支えになります。塾の面談では、不登校生がどのようなルートで進学を成功させたかといった実例を聞けるため、具体的な将来像を描きやすくなります。お子さんの今の気持ちを尊重しつつ、伴走者として支えていきましょう。

親ができるサポートは?子どもを支えるための接し方とコツ

お子さんが塾に通おうと決めたのは、とても勇気のいる一歩です。その意欲を支え、継続につなげるために親御さんができる具体的な接し方のコツを見ていきましょう。

通塾を始める前の準備段階でのサポート

まずは、お子さんの「塾に行きたい」という気持ちの背景を丁寧に聞いてあげましょう。勉強への焦りだけでなく「外の空気に触れたい」「同じような仲間がほしい」など、本音を知ることで最適な塾選びができます。見学や体験授業にはできるだけ同行し、本人の直感を最優先してください。親御さんが事前に塾側へお子さんの状況を伝えておくと、当日の負担が軽くなります。

日常生活でできる具体的なサポート

サポート項目 具体的な方法 注意点
生活リズムの調整 塾の時間に合わせて少しずつ起床時間を調整する 急激な変化は避け、1週間単位で徐々に整える
通塾の送迎 最初は付き添い、慣れてきたら徐々に距離を置く 過保護にならず、自立を促すタイミングを見極める
学習環境の整備 自宅での復習スペースを確保し、教材を整理する 本人の希望を聞きながら、押し付けにならないよう配慮
体調管理 十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を提供 疲れが見えたら無理をさせず、休息を優先

声かけと接し方で意識すべきポイント

日々の声かけでは「結果」ではなく「プロセス」を認めることが大切です。「塾に行けたね」「机に向かっていたね」といった小さな行動を肯定しましょう。 逆に、「学校へは行けないのに塾は行けるの?」といった比較や、「月謝が高いのだから」といったプレッシャーは禁物です。せっかく芽生えた意欲を、焦らずじっくり育てていきましょう。

不調や行き渋りが出たときの対応

通い始めてからも、気持ちの波で「今日は行きたくない」という日は必ずあります。そんな時はまず「疲れたんだね」と共感し、理由を受け止めてください。 休みを認めるだけでなく、「1コマだけ受ける」「オンラインに切り替える」など、その日の体調に合わせた「柔軟な中間の選択肢」を塾と一緒に考えておくのが、挫折を防ぐ秘訣です。

塾の先生や学校との連携の取り方

塾の先生とは定期的にお子さんの様子を共有しましょう。教室内での過ごし方を知ることで、家庭での接し方のヒントが見えてきます。また、出席扱いを目指す場合は、学校の担任やカウンセラーとも情報を共有し、学校・塾・家庭の三者でお子さんを見守る体制を作ることが、安心感につながります。

親自身のメンタルケアも忘れずに

お子さんを支える親御さん自身が心身ともに健康でいることが、何よりのサポートです。一人で抱え込まず、家族で役割を分担したり、同じ悩みを持つ親の会や専門家を頼ったりしてください。親御さんの笑顔や心の余裕が、お子さんにとって一番の安心できる土台になります。

まとめ:お子さんのペースで「理想の学び場」を見つけよう

不登校のお子さんにとって、塾は新しい一歩を踏み出すための大切な場所になり得ます。個別指導やオンライン、フリースクール併設型など、今の状態に合わせた選択肢は決して少なくありません。

何より大切なのは、親が焦らず、本人の「やってみたい」という芽を大切に育てることです。体調や気分に波があるのは当たり前。スモールステップで進みながら、お子さんが「ここなら自分らしくいられる」と思える居場所を、一緒にゆっくりと見つけていきましょう。

※本記事はあくまで一般的な情報提供を目的としております。一部情報については更新性や正確性の保証が難しいため、最新の制度や要件については改めてご自身で各公式機関にご確認ください。

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