公開日:2026.01.12 / 最終更新日:2026.01.19 通信制高校について

通信制高校とは?仕組みや全日制との違い、卒業要件まで完全解説

通信制高校って普通の高校と何が違うの? 自分のペースで学べるって本当? そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

イベント・学校見学の
最新情報配信中!

松陰高等学校町田校では、体験イベントや学校見学を開催しています。

記事に関するお問い合わせは以下までご連絡ください。

Tel : 042-816-3061(平日9:00-18:00)

目次

通信制高校は、レポート提出・スクーリング・テストの3つで学ぶ高校です。毎日通学する必要がなく、自宅学習を中心に高校卒業資格を取得できます。働きながら学びたい方、不登校を経験した方、芸能活動やスポーツと両立したい方など、さまざまな生徒が通っています。

この記事では、通信制高校の仕組みや全日制・定時制との違い、卒業に必要な74単位の取得方法、サポート校との違い、転入・編入の方法まで解説します。

通信制高校とは?基本的な特徴と3つの教育課程

通信制高校は、全日制や定時制と同じく学校教育法第1条で定められた正規の高校です。通信教育が中心なので毎日の登校は不要で、自分のペースで学習できます。

通信制高校の基本的な仕組み

通信制高校は、自宅学習が中心の教育スタイルです。学習の柱となるのは「レポート提出」「スクーリング(登校による対面指導)」「試験」の3つ。これらをクリアすることで単位を取得し、卒業時には全日制と同じ高校卒業資格が得られます。

高等学校における3つの教育課程

日本の高校には、設置形態に応じて3つの教育課程があります。

課程 登校頻度 学習スタイル 特徴
全日制課程 週5日 対面授業中心 昼間に授業を受ける一般的な高校
定時制課程 週5日程度 夜間または昼間の授業 働きながら学ぶことを想定した課程
通信制課程 月1~12日程度 自宅学習と登校の組み合わせ 時間や場所に縛られない柔軟な学習

通信制高校の設置者と種類

通信制高校には、公立と私立があります。公立は各都道府県に1校程度で、学費が安いのが特徴です。私立は全国に約250校あり、学習スタイルやサポート内容がさまざまです。

また、募集範囲によって「広域通信制」と「狭域通信制」に分かれます。広域通信制は3つ以上の都道府県から生徒を募集でき、狭域通信制は設置された都道府県とその近隣のみが対象です。

通信制高校と全日制・定時制高校の違いを比較

高校には通信制、全日制、定時制の3つがあります。それぞれの特徴を知れば、自分に合った学び方が見つかります。

登校日数と学習スタイルの違い

一番大きな違いは登校日数です。全日制は月曜から金曜まで毎日登校し、1日6時間ほど授業を受けます。定時制は夜間や午前中など決まった時間帯に登校し、1日4時間ほどが一般的です。通信制は年間数日から週数日のスクーリング(面接指導)に出席すれば良く、あとは自宅学習とレポート提出で単位が取れます。

3つの教育課程の比較表

項目 全日制高校 定時制高校 通信制高校
登校日数 週5日(平日毎日) 週5日(時間帯は選択可) 年間数日~週数日
修業年限 3年以上 3年以上(4年制もあり) 3年以上
学習方法 教室での授業中心 教室での授業中心 自宅学習とレポート提出中心
単位修得方法 出席日数と試験 出席日数と試験 レポート・スクーリング・試験
時間の自由度 低い 中程度 高い

卒業資格の同等性

通信制・全日制・定時制、どの課程を卒業しても取得できるのは同じ「高校卒業資格」です。履歴書には「高等学校卒業」と記載でき、大学受験や就職時の扱いも変わりません。課程による優劣は一切ないので安心してください。

学費の違い

学費は公立と私立で大きく異なります。

  • 公立全日制:年間10万~20万円程度
  • 公立定時制・通信制:年間3万~5万円程度
  • 私立通信制:年間20万~100万円程度(サポート体制やコースで変動)

なお、高等学校等就学支援金制度はすべての課程で利用できます。

どの教育課程を選ぶべきか

全日制は、毎日通学して規則正しい生活を送りたい人や、友人と日常的に交流したい人に向いています。

定時制は、働きながら学びたい人や、昼間の時間を別のことに使いたい人におすすめです。

通信制は、自分のペースで学習したい人、不登校経験がある人、スポーツや芸能活動と両立したい人、社会人として学び直したい人など、幅広いニーズに対応できる柔軟さが魅力です。

通信制高校の学習の仕組み|レポート・スクーリング・テスト

通信制高校では、レポート・スクーリング・テストの3つで学習を進めます。卒業するには、各科目で定められた回数や時間数をクリアする必要があります。

レポート(添削指導)の仕組み

レポートは通信制高校の学習の中心です。各科目の教科書や学習書を使って自宅で勉強し、理解度を確認する課題を提出します。

提出したレポートは教員が添削します。各科目で決められた枚数をすべて提出し、合格しなければなりません。不合格なら再提出で、合格するまで繰り返します。

提出方法は郵送のほか、最近ではオンライン提出に対応している学校も増えています。

スクーリング(面接指導)の内容

スクーリングは、実際に学校へ登校して教員から直接指導を受ける授業です。通信制でも、年間で決められた日数の出席が卒業に必要です。

スクーリングの形は学校によって違い、主に以下のような種類があります。

スクーリング形態 特徴
週1日~5日型 毎週決められた曜日に登校するスタイル
集中スクーリング型 年に数回、数日間連続で集中的に実施
合宿型スクーリング 夏休みや冬休みに宿泊施設で実施

スクーリングでは、実験や実技など自宅では学習が難しい内容を中心に指導が行われます。また、教員や他の生徒との交流の機会にもなります。

テスト(試験)による成績評価

各科目の学習を終えたら、理解度を測るテストを受けます。レポートとスクーリングの要件を満たし、テストに合格すれば単位が認定されるという流れです。

テストは学校指定の会場で年に数回実施され、レポートやスクーリングで学んだ内容から出題されます。基準点以上を取れば合格です。

不合格でも再試験がありますが、実施回数や時期は学校によって異なります。計画的に学習を進めることが大切です。

3つの要素の関係性と単位認定

単位を取るには、レポート・スクーリング・テストのすべてをクリアしなければなりません。どれか一つでも欠けると、その科目の単位は認められません。

各科目には必要なレポート枚数、スクーリング時間数、テストの合格基準が決められています。これらをすべて満たして初めて単位が取得できます。

通信制高校の卒業要件|74単位取得までの流れ

通信制高校を卒業するには、文部科学省が定める要件を満たす必要があります。卒業に必要な条件と単位の取り方を見ていきましょう。

卒業に必要な3つの要件

通信制高校を卒業するには、以下の3つの要件をすべて満たさなければなりません。

要件 内容
在籍期間 3年以上の在籍(転入・編入の場合は前籍校の在籍期間を含む)
修得単位数 74単位以上の修得
特別活動 30単位時間以上の参加

これらの要件は全日制高校と同じ基準であり、通信制高校の卒業資格は全日制高校と同等の価値を持ちます。

74単位の内訳と必履修科目

卒業に必要な74単位には、必ず履修しなければならない必履修科目が含まれています。

必履修科目の単位数

教科 科目 必要単位数
国語 現代の国語、言語文化 4単位
地理歴史 地理総合または歴史総合 2単位
公民 公共 2単位
数学 数学I 3単位
理科 科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2科目 4単位
保健体育 体育、保健 8単位
芸術 音楽I、美術I、書道Iから1科目 2単位
外国語 英語コミュニケーションI 3単位
家庭 家庭基礎 2単位
情報 情報I 2単位

必履修科目の合計は32単位程度となり、3年間で卒業に必要な74単位のうち、残りの約42単位は選択科目から履修することになります。ただし、選択科目の中にも履修条件や推奨される組み合わせがある場合がありますので、詳細はカリキュラムガイドや履修要項をご確認ください。

単位修得の年次計画

通信制高校では、自分のペースで学習を進められますが、計画的な履修が重要です。

標準的な単位取得モデル

学年 年間取得単位数の目安 累計単位数
1年次 20〜25単位 20〜25単位
2年次 24〜27単位 44〜52単位
3年次 22〜30単位 74単位以上

各学年で均等に単位を取得する必要はありませんが、3年間で計画的に74単位以上を修得することが求められます。

特別活動30単位時間の内容

卒業するには、特別活動への参加も必要です。特別活動とは、ホームルーム活動や学校行事のことを指します。

具体的には、入学式・卒業式、ホームルーム、遠足や体験学習、文化祭・体育祭、進路ガイダンスなどがあります。1回の参加で1〜2単位時間としてカウントされ、年間10単位時間程度参加すれば、3年間で30単位時間に達します。

転入・編入時の単位引き継ぎ

前の高校で取得した単位と在籍期間は、通信制高校へ転入・編入しても引き継げます。

転入なら前の学校での在籍期間がそのまま通算され、編入なら中退時点の単位数と在籍期間が認定されます。残りの単位を取得すれば卒業できるので、やり直しではありません。

ただし、認定方法は学校ごとに違うため、入学前の確認が欠かせません。

通信制高校の特徴と魅力

自分のペースで学習を進められる柔軟性

通信制高校の最大の特徴は、自分のペースで学べることです。全日制のように毎日決まった時間に登校する必要がなく、自宅学習が中心なので、自分で学習計画を立てられます。

レポート提出には期限がありますが、その範囲内なら学習時間や場所は自由です。朝型・夜型といった生活リズムの違いにも対応できますし、苦手な科目には時間をかけ、得意な科目はサッと進めることもできます。

多様な生活スタイルとの両立が可能

通信制高校は、学習と仕事・趣味・スポーツなどを両立しやすい環境です。芸能活動やプロスポーツを目指す人、アルバイトをしながら学ぶ人など、それぞれの目標に合わせた生活が送れます。

スクーリングの日数も年間数日から週数日まで学校によって選べるので、自分のライフスタイルに合った学校が見つかります。働きながら高卒資格を取りたい社会人や、子育てしながら学び直したい人にも向いています。

多彩な専門コースとキャリア教育

最近の通信制高校では、基礎的な高校課程に加えて、専門スキルを学べるコースが増えています。プログラミング、デザイン、美容、アニメ、音楽、調理など、興味や将来の進路に合わせた専門教育が受けられます。

分野 主なコース例 特徴
IT・クリエイティブ プログラミング、Webデザイン、動画編集 実践的なスキル習得と資格取得をサポート
芸術・エンターテインメント 声優、マンガ・イラスト、音楽 プロの講師による専門的な指導
美容・ファッション 美容師、ネイル、ファッション 業界との連携による実習機会の提供
スポーツ サッカー、eスポーツ、ダンス 競技と学業の両立支援

これらのコースでは、高校卒業資格の取得と同時に、専門分野の知識や技術を身につけられることが多く、卒業後の進路選択の幅が広がります。

少人数制による手厚いサポート体制

多くの通信制高校では、生徒一人ひとりに担任教員や学習アドバイザーがつき、丁寧にサポートしています。学習面の質問対応だけでなく、生活相談やメンタルケアに対応するカウンセラーが常駐している学校もあります。

質問や相談は、オンライン、個別面談、電話、メールなど複数の方法で受け付けており、不安や悩みがあればすぐに相談可能です。不登校経験者や学び直しを希望する人にとって、この手厚いサポートは大きな安心材料となるでしょう。

ICTを活用した先進的な学習環境

タブレットやパソコンを使ったデジタル教材、オンライン授業が充実しているのも通信制高校の特徴です。映像授業やeラーニングシステムで、時間や場所を選ばず質の高い授業を受けられます。

双方向のライブ授業なら、リアルタイムで教員に質問したり、他の生徒と意見交換したりできます。学習管理システムで自分の進捗を確認できるため、計画的に学習を進めやすい環境です。

年齢や背景を問わない学びの場

通信制高校は、中学卒業後すぐの生徒だけでなく、社会人や高齢者まで幅広い年齢層が学べる場所です。高校を中退した人、外国にルーツを持つ人、病気療養中の人など、さまざまな背景を持つ生徒が在籍しています。

多様な価値観や経験を持つ仲間との出会いは、視野を広げ、お互いを尊重し合う姿勢を育むきっかけになります。年齢や経歴に関係なく、学びたい意欲があれば誰でも挑戦できる環境です。

経済的な負担の軽減

通信制高校は、全日制高校に比べて学費が抑えられているケースが多いのも魅力です。公立なら年間数万円程度、私立でも高等学校等就学支援金制度を利用すれば、経済的な負担を軽減できます。

通学にかかる交通費や教材費も、自宅学習が中心なので最小限で済みます。経済的な理由で進学をあきらめずに済む選択肢として、通信制高校は重要な役割を果たしています。

イベント・学校見学の
最新情報配信中!

松陰高等学校町田校では、体験イベントや学校見学を開催しています。

記事に関するお問い合わせは以下までご連絡ください。

Tel : 042-816-3061(平日9:00-18:00)

通信制高校で学ぶ生徒の多様性

通信制高校には、さまざまな背景や目的を持った生徒が通っています。年齢や生活環境に合わせて柔軟に学べるため、多様なニーズに応えられるのが特徴です。

通信制高校に通う生徒の主な層

通信制高校で学ぶ生徒は、それぞれ異なる事情や目標を持っています。代表的な例を見てみましょう。

生徒のタイプ 特徴
不登校経験者 全日制高校での集団生活や人間関係に困難を感じ、自分のペースで学びたい生徒
働きながら学ぶ生徒 アルバイトや正社員として働きながら高校卒業資格を取得したい生徒
芸能・スポーツ活動との両立 芸能活動やプロスポーツ、習い事などと学業を両立させたい生徒
高校中退者 全日制高校を中退したが、再度高校卒業を目指す生徒
社会人・主婦 一度社会に出たが、キャリアアップや自己実現のために高卒資格を取得したい人
健康上の理由 病気や障がいなどで毎日の通学が難しい生徒

年齢層の幅広さ

通信制高校の大きな特徴は、15歳から80歳代まで幅広い年齢層が在籍していることです。中学卒業後すぐに入学する10代もいれば、社会人経験を経て学び直す30代・40代、定年後に学びたいという60代以上も珍しくありません。

年齢が多様なので、異なる世代との交流が生まれ、人生経験豊かな環境で学べます。

学習目的の多様性

通信制高校で学ぶ目的も人それぞれです。高卒資格の取得はもちろん、大学進学を目指す人、専門学校への進学を考える人、資格取得や就職を目標とする人など、明確な目標を持って学んでいます。

また、学び直しや生涯学習として通信制高校を選ぶケースも増えています。

個別のニーズに対応した支援体制

多様な生徒がいる通信制高校では、一人ひとりの状況に応じた支援体制があります。学習面での個別指導はもちろん、カウンセラーによるメンタルサポートやキャリアカウンセリングなど、生徒の様々なニーズに応える環境が整っています。

通信制高校は、画一的な教育ではなく、一人ひとりの個性や事情を尊重した柔軟な教育を提供しています。

通信制サポート校と技能連携校について

通信制高校を選ぶとき、「サポート校」や「技能連携校」という言葉を見かけることがあります。これらは通信制高校そのものではなく、学習を支援する施設です。違いを理解しておきましょう。

通信制サポート校とは

サポート校は、通信制高校に在籍する生徒を支援する民間施設です。通信制高校とは別の組織なので、サポート校だけでは高校卒業資格を取得できません。

具体的には、レポート作成の指導、進路相談、メンタルケア、学習習慣づくりなどを行っています。毎日通うコースや週数回のコースなど、通学頻度が選べるところが多く、自分のペースで学べます。

技能連携校とは

技能連携校は、都道府県教育委員会の認可を受けて通信制高校と連携している専門施設です。サポート校と違い、技能連携校での学習が通信制高校の単位として認められます。

美容・調理・工業・農業・福祉などの専門技能を学びながら、高校卒業資格も取得できるのが特徴です。専門科目の学習が卒業単位に含まれるため、資格と技能を同時に身につけられます。

サポート校と技能連携校の違い

項目 通信制サポート校 技能連携校
法的位置づけ 民間の教育施設 都道府県教育委員会認可の施設
単位認定 単位認定なし 専門科目が単位として認定される
主な役割 学習サポート・生活支援 専門技能教育
費用 通信制高校の学費とは別に必要 通信制高校の学費とは別に必要
卒業資格 通信制高校の卒業資格のみ 通信制高校の卒業資格のみ

サポート校・技能連携校を選ぶポイント

これらの施設を利用する場合、通信制高校の学費とは別に費用がかかります。サポート校なら年間数十万円から百万円以上かかることもあるので、家庭の経済状況や必要なサポート内容を考えて慎重に検討しましょう。

自分一人で学習を進められる自信があるなら、通信制高校だけに在籍する選択肢もあります。一方で、学習習慣が身についていない、モチベーション維持に不安がある、専門技能を身につけたいという場合は、サポート校や技能連携校の利用を検討する価値があります。

通信制高校への転入・編入の方法

現在高校に在籍している人や、一度高校を退学した人でも、通信制高校で学び直すことができます。転入と編入の違い、手続きの流れ、注意点を見ていきましょう。

転入と編入の違い

通信制高校へ入学する方法には、「転入」と「編入」の2種類があります。似ているようですが、実は大きく違います。

項目 転入 編入
対象者 現在高校に在籍中の生徒 高校を中退した方
受付時期 随時受付が多い 4月・10月が一般的
単位の扱い 前の高校の単位を引き継げる 前の高校の単位を引き継げる
在籍期間の扱い 継続してカウント リセットされる場合がある

転入は高校に在籍したまま別の高校へ移ること、編入は一度退学してから再入学することです。転入なら空白期間が生じないため、予定通りに卒業しやすくなります。

転入の手続きの流れ

転入を希望する場合、以下のような流れで手続きを進めます。

現在の高校での手続き

まず、今通っている高校に転入の意思を伝え、必要な書類を準備します。在籍証明書、成績証明書、単位修得証明書などが必要です。担任の先生や進路指導の先生に相談し、スムーズに進めましょう。

転入先の通信制高校への出願

希望する通信制高校に連絡して、転入が可能か確認します。多くの通信制高校は随時転入を受け付けていますが、学校によって受け入れ時期が違う場合もあります。必要書類を提出し、面接や作文などの選考を受けます。

手続き完了と転籍

転入先の高校から合格通知を受け取ったら、今の高校で退学手続きをして、新しい高校への転籍を完了させます。今の高校を退学する前に転入先が決まっている状態を保つことが大切です。

編入の手続きの流れ

高校を中退した人が編入する場合の手続きは、転入とは少し違います。

編入の場合、多くの通信制高校は4月と10月の年2回受け入れを行っています。前の高校の成績証明書や単位修得証明書を準備します。中退してから時間が経っていても、これらの書類は前の高校から取り寄せられます。

編入では、前の高校での在籍期間がリセットされるケースがあるため、卒業までに必要な期間が延びる可能性があります。ただし、取得済みの単位は引き継がれるので、その分の学習は不要です。

単位と在籍期間の引き継ぎ

転入・編入のどちらも、前の高校で取得した単位は原則として引き継げます。高校卒業には74単位以上が必要ですが、すでに取得した単位があれば、その分は改めて履修しなくて済みます。

在籍期間は、転入なら継続してカウントされますが、編入は学校によって扱いが違います。高校卒業には3年以上の在籍期間が必要なので、この点は学校選びの際に確認しておきましょう。

転入・編入時の注意点

転入や編入を検討する際は、いくつか注意点があります。

まず、タイミングを見極めることが大切です。特に転入の場合、今の高校を退学する前に転入先を決めておけば、在籍期間の空白を防げます。

次に、単位の互換性を確認しましょう。ほとんどの場合、前の高校で取得した単位は認められますが、学校によっては一部の科目が認定されないこともあります。事前に詳しく確認してください。

また、学費や通学にかかる費用も事前に把握しておきましょう。通信制高校は全日制より学費が安い傾向にありますが、サポート体制の充実度によって費用は大きく変わります。

最後に、自分の学習スタイルや目標に合った学校を選ぶことが何より重要です。通信制高校には様々なタイプがあり、自学自習が基本の学校から、手厚いサポートを提供する学校まで幅広くあります。学校見学や相談会に参加して、自分に合った環境を見つけましょう。

まとめ|自分に合った通信制高校の選び方

ここまで通信制高校の概要から仕組み、卒業要件まで見てきました。通信制高校は全日制と同じ高校卒業資格を取得でき、自分のペースで学べる柔軟さが魅力です。

学校選びで最も大切なのは、自分の目的と生活スタイルに合った学校を見つけること。登校日数の少ない自宅学習中心の学校から、週5日登校できるサポート体制の整った学校まで、選択肢は多様です。

学校を選ぶ際は、次のポイントを確認しましょう。

  • スクーリングの頻度と場所が通学可能な範囲か
  • レポート提出が自分の学習ペースに合っているか
  • 74単位を無理なく取得できるカリキュラムか

大学進学を目指すなら進学指導が充実した学校、専門スキルを身につけたいなら技能連携校との提携がある学校、手厚いサポートが必要ならサポート校の併用を検討するとよいでしょう。

迷ったら、複数の学校の資料を取り寄せ、学校説明会や個別相談会に参加してみてください。実際の雰囲気を感じ、先生や在校生の話を聞くことで、自分に合った学校が見えてくるはずです。

※本記事はあくまで一般的な情報提供を目的としております。一部情報については更新性や正確性の保証が難しいため、最新の制度や要件については改めてご自身で各公式機関にご確認ください。

 

松陰高等学校

松陰高等学校

私たち松陰高等学校は、山口県岩国市に本校を置く広域通信制高校です。「問いを立てる力」を育むことを大切にし、生徒一人ひとりの個性やペースに合わせた学びを提供しています。全国の学習センターを正規スクーリング校として活用し、移動の負担を減らした柔軟な学習環境を実現。教員と民間出身者が協力し、社会とつながる教育を行っています。校則はなく、生徒自らが学校をつくる「対話」と「実践」の場です。

問い合わせ

オープンスクールへの参加や、学校案内書の請求はフォームからお申し込みください。
また、学校についてのご相談などはLINEからお問い合わせください。
担当スタッフより迅速にご返答させていただきます。

記事に関するお問い合わせは以下までご連絡ください。

Tel : 042-816-3061(平日9:00-18:00)

おすすめ記事

カテゴリー

タグ