公開日:2026.02.27 / 最終更新日:2026.02.27 不登校について

引きこもりの親はどう接するべき?やってはいけないNG行動と回復への対策

「私の育て方が悪かったのかも」と、出口の見えない不安を一人で抱え込んでいませんか。
現在、国内の引きこもりは100万人を超えており、決して特別なことではありません。今の状況を変えるために必要なのは、親が自分を責めるのをやめ、適切な接し方を知ることです。
この記事では、壊れた信頼関係を取り戻すための具体的なコツと、避けるべきNG行動をまとめました。現状を打破する一歩として、ぜひお読みください。

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目次

引きこもり・不登校の現状と「公的な定義」を知る

現状を客観的に把握することは、焦りを抑え、冷静に向き合うための第一歩です。まずは公的な定義を確認しましょう。

内閣府による引きこもりの定義

内閣府では、引きこもりを「仕事や学校に行かず、家族以外との交流がほとんどない状態で6か月以上自宅にいること」と定義しています。

一歩も外に出ない状態だけでなく、たまにコンビニへ行く程度の外出があっても、社会とのつながりが断たれていればこの定義に含まれます。

不登校の定義と引きこもりとの違い

不登校は主に学齢期の子どもが対象で、「年間30日以上欠席した状態」を指します。一方、引きこもりは年齢を問いません。不登校が長期化してそのまま引きこもりへ移行するケースも多いため、早めの理解が重要です。

引きこもり・不登校の最新統計データ

国内の引きこもり・不登校は増加傾向にあります。決して自分たちだけの問題ではないことが、数字からも分かります。

項目 人数・割合 備考
15歳から39歳の引きこもり 推計54万人 内閣府調査
40歳から64歳の引きこもり 推計61万人 内閣府調査
小中学校の不登校児童生徒数 約30万人 文部科学省調査
高校生の不登校生徒数 約6万人 文部科学省調査

引きこもりになる主な要因

原因は一つではなく、複数の要素が複雑に絡み合っています。

  • いじめや人間関係のトラブル
  • 受験・就活の失敗や職場での挫折
  • 発達障害や精神的な不調
  • 家庭内のコミュニケーション不足

親の育て方だけが原因ということはまずありません。まずは複雑な背景があることを受け止めましょう。

子どもの引きこもりで親が陥りやすい「孤独な心理」

わが子の引きこもりに直面したとき、親は「誰にも言えない」という深い孤独に包まれます。多くの親御さんが共通して抱える葛藤を整理してみましょう。

世間体への不安と社会的な孤立

「育て方が悪かったのでは」という自責の念から、周囲との接触を避けてしまいがちです。近所や親戚の目を気にして状況を隠そうとするあまり、誰にも頼れず一人で抱え込んでしまいます。

将来への不安と焦りの感情

「自分たちが亡くなった後、この子はどうなるのか」という不安は切実です。周りと比較して焦りが募りますが、その焦りをお子さんにぶつけると、関係がさらに悪化するという悪循環に陥りやすくなります。

感情の揺れ動きと葛藤

親の心理状態は日々変化し、相反する感情が入り混じります。

心理状態 具体的な感情
自責感 「私の育て方が間違っていた」「もっと早く気づけばよかった」
怒りと苛立ち 「なぜ外に出てくれないのか」「いつまでこの状態が続くのか」
無力感 「何をしても変わらない」「自分にはどうすることもできない」
心配と不安 「このままで大丈夫だろうか」「将来どうなってしまうのか」

こうした感情が湧くのは、決しておかしくありません。お子さんを想っているからこその葛藤です。

夫婦間の意見対立と家庭内の緊張

「厳しくすべき」か「見守るべき」か、対応をめぐる夫婦の温度差も大きなストレスです。一方が責任を背負い込みすぎると、家庭全体が重苦しい空気に支配されてしまいます。

相談できない理由と心理的バリア

「家庭の恥を見せたくない」という思いが、支援を求める足を止めさせます。しかし、親御さんが力尽きてしまう前に、まずは自分のために助けを求めることが、解決への大切な一歩になります。

【厳禁】引きこもりの子に親がやってはいけない5つのNG行動

親御さんの焦りや「良かれと思って」の行動が、逆効果になることがあります。まずは、お子さんの心をさらに閉ざしてしまう5つのタブーを確認しておきましょう。

NG行動①:無理やり外出させようとする・部屋から引きずり出す

無理な連れ出しや部屋への侵入は、築き上げてきた信頼関係を根底から壊します。お子さんにとって自室は唯一の「安全基地」です。そこを脅かされる恐怖は想像以上に大きく、深い心の傷になりかねません。本人の準備が整わないうちの強制は、自己肯定感を下げるだけでなく、修復をいっそう困難にします。

NG行動②:一方的な説教・否定的な言葉の投げかけ

「いつまでこうしているんだ」「将来どうする」といった言葉は、本人を追い詰めるだけです。引きこもっている本人は、誰よりも現状に不安を感じ、自分を責めています。そこに親の否定が加わると、罪悪感がふくらみ、ますます外の世界が怖くなってしまいます。特に他人の子と比較する発言は厳禁です。

NG行動③:過干渉・過保護と突き放しの極端な対応

先回りして世話しすぎるのも、逆に突き放すのも、どちらもお子さんの自立を妨げます。

対応パターン 具体例 子どもへの影響
過干渉 部屋に頻繁に入る、生活の細部まで口を出す 自己決定力の低下、依存の強化
過保護 何でも先回りしてやってあげる、本人の意思を無視した世話 自立心の欠如、無力感の増大
突き放し 「もう知らない」「自分でなんとかしろ」と放置 見捨てられ不安、孤立感の深刻化

気分によってこれらを使い分けるなど、一貫性のない対応はお子さんの不安をより大きくしてしまいます。

NG行動④:世間体を優先した対応・隠そうとする態度

世間体を気にして状況を隠そうとすると、お子さんは「自分は恥ずべき存在なんだ」と感じ取ってしまいます。親が問題を隠し続けることで、適切な支援を受けるチャンスを逃すことにも繋がります。「家族の恥」という捉え方を手放すことが、本人の尊厳を守る第一歩です。

NG行動⑤:経済的な圧力や生活環境の急激な変化

「働かないなら食費を止める」といった脅しや、ネットを突然切るなどの強硬手段は、深刻な不信感を生みます。短期的には動くかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。かえって自暴自棄な行動や、家庭内での修復不可能な断絶を招くリスクが高いため、慎重な対話が必要です。

NG行動のカテゴリ なぜ良くないのか 子どもの心理的影響
強制的な行動変容 本人の意思や準備を無視している 恐怖、不信感、自己決定力の喪失
否定的な言動 すでに傷ついている自尊心をさらに傷つける 罪悪感、自己否定感の増幅
極端な対応 一貫性がなく安心感を与えられない 混乱、親への不信感
世間体優先 子どもの存在を否定するメッセージになる 自己肯定感の低下、孤立の深刻化
経済的・環境的圧力 安全基地を奪い信頼関係を破壊する 不安の増大、関係性の断絶

回復を支えるために必要な「親の接し方」と心構え

お子さんが自分自身の力を取り戻すまで、親御さんが「安全な場所」であり続けることが何よりの薬です。今日から意識したい接し方のヒントを見ていきましょう。

「待つ」ことの意味と適切な距離感の保ち方

ここで言う「待つ」とは、何もしない放置ではありません。本人のタイミングを尊重しながら、「困った時はいつでも助けるよ」という準備をしておく状態を指します。 食事の用意だけ伝えて無理強いはしない、といった適度な距離感が、お子さんに「ここは安全だ」という安心感を与えます。

日常生活での声かけと会話のポイント

特別な説得は必要ありません。まずは「おはよう」「ご飯だよ」といった、淡々とした挨拶から始めましょう。

効果的な声かけ 避けるべき声かけ
「今日は天気がいいね」 「いつまで家にいるつもり?」
「○○が食べたいものある?」 「このままでどうするの?」
「テレビで面白い番組やってたよ」 「同級生はみんな働いているよ」
「困ったことがあったら言ってね」 「親の気持ちも考えて」

会話の糸口が見つからないときは、ゲームやアニメなど、本人が今好きなものに興味を持つことから始めてみてください。

子どもの感情を受け止める「共感的な傾聴」の実践

もしお子さんが話し始めたら、アドバイスはぐっとこらえて、まずは最後まで聞きましょう。「そうなんだね」「それはつらかったね」と、感情をそのまま受け止めるだけで十分です。親が先回りで答えを出してしまうと、本人が自分の気持ちを整理する機会を奪ってしまいます。

小さな変化を見逃さず認める言葉がけ

「自分から部屋を出てきた」「洗濯物を出した」といった、些細な変化を大切にしてください。大げさに褒めるとプレッシャーになることもあるため、「気づいたよ」「助かったよ」と軽く伝えるくらいがベストです。その積み重ねが、自信の回復に繋がります。

親自身の不安や焦りをコントロールする方法

将来が不安になるのは当然ですが、その焦りをお子さんにぶつけると、本人をさらに追い詰めてしまいます。 不安を抑えるには、親御さん自身が「今日一日」に集中し、散歩や趣味など自分の時間を楽しむことが大切です。信頼できる相談先を見つけ、心の重荷を下ろす場所を確保してください。

家庭内のルールと生活リズムの整え方

厳しすぎるルールは衝突の元ですが、ゆるやかなリズムは安心感につながります。

  • 食事: 無理に食卓へ呼ばず、用意してあることだけを伝える。
  • 睡眠: 昼夜逆転を無理に正さず、まずは穏やかな声かけから。
  • 家事: 「ゴミ出しだけ頼める?」など、負担のない範囲で役割をお願いし、感謝を伝える。

きょうだいや家族全体への配慮と説明

特定のお子さんに意識が集中すると、きょうだいが疎外感を感じることもあります。「今は心の休息が必要な時期なんだ」と状況を伝えつつ、他の家族と過ごす時間も意識的に作り、全体のバランスを保つようにしましょう。

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社会復帰へ向かうための「回復のステップ」と対応策

引きこもりからの回復は一足飛びにはいきません。段階を踏んで、徐々に社会との接点を取り戻していくプロセスが必要です。

回復の5つのステージと親の対応

お子さんの今の状態を確認し、適切な距離感を見極めましょう。

ステージ 子どもの状態 親の適切な対応
第1段階:安心できる居場所の確保 家の中で過ごし、外部との接触を避ける 無理に外出を促さず、家庭内での安全感を保証する。規則正しい生活リズムを緩やかに促す
第2段階:家族との関係修復 家族と同じ空間で過ごせるようになる 一緒に食事をする、テレビを見るなど、自然な形での交流を増やす。会話は軽い内容から始める
第3段階:小さな活動の開始 趣味や興味のあることに取り組み始める 子どもの関心事を尊重し、必要な環境や道具を整える。成果よりもプロセスを認める声かけを
第4段階:外部との接点づくり 近所への外出や支援機関への訪問ができる 無理のないペースでの外出を見守る。失敗しても責めず、チャレンジしたこと自体を評価する
第5段階:社会参加への準備 アルバイトや進学・就職に向けた活動を始める 情報提供や相談相手として寄り添う。過度な期待をかけず、子ども自身のペースを尊重する

具体的な対応策とアプローチ

  • 生活リズムの土台作り: カーテンを開ける、食事を準備するなど、自然にリズムが整う環境を作ります。
  • 家での役割: ゴミ出しなどの簡単な役割は「役に立っている」という自信になります。
  • ハードルの低い外出: 夜の散歩や、人が少ない時間のコンビニなど、負担の少ない場所から始めます。

停滞期や後退があったときの対応

順調に見えても、急に部屋にこもる「揺り戻し」はよく起こります。これは悪化ではなく、次に進むための「心の休息」です。理由を問い詰めず、「今は休む時期なんだね」とゆったり構えましょう。

社会参加に向けた具体的なステップ

いきなり職場を目指すのではなく、フリースペースやサポートステーションなど、心のリハビリができる場を活用しましょう。通信制高校やボランティアなど、全日制以外のルートを視野に入れることで、心理的な負担が軽くなります。

当事者の体験談に学ぶ:回復への転機となったきっかけ

引きこもりから抜け出す瞬間は、ドラマのような劇的な変化よりも、日常の小さな「転機」がきっかけになることが多いものです。元当事者たちの声から、心が動いたリアルな瞬間を見ていきましょう。

親の態度が変わったことで心が動いた事例

多くの人が挙げるのは、親が「正論で責める」のをやめ、ありのままを認めてくれたときです。「母が『生きていてくれればそれでいい』と言ってくれたとき、肩の荷が下りて外に出てみようと思えた」という声は少なくありません。 親が焦りを手放し、穏やかに接することで、本人の自責の念が和らぎ、エネルギーが蓄えられていきます。

小さな成功体験の積み重ねが自信につながった事例

いきなり就職を目指すのではなく、ハードルの低い目標から始めたことが自信に繋がっています。「まずは家族と一緒に夕食を食べる」「次は夜にコンビニへ行く」といった小さなステップです。 「できたこと」を認めてもらえる経験が積み重なると、自己肯定感が回復し、「次はこれをやってみよう」という意欲が自然と湧いてきます。

第三者との出会いが視野を広げた事例

家族以外の「否定しない大人」や「同じ悩みを持つ仲間」との出会いが大きな転機になります。 「支援センターで同じ境遇の人と話し、『自分だけじゃない』と思えて救われた」「親以外の第三者には、素直に本音を話せた」という体験談は多いです。家族とは違う距離感の人が入ることで、凝り固まった視点がほぐれていきます。

興味や関心を持てるものとの出会い

好きなことが社会とつながる扉になることもあります。オンラインゲームでの交流、イラスト投稿、動画編集の独学など、きっかけはさまざまです。 「趣味を否定せず応援してもらえたことで、もっと深く学びたいと思い、そこから就労支援につながった」という事例もあり、本人の「好き」を尊重することが回復の近道になる場合があります。

体験談から見えてくる共通点

回復のきっかけ 具体的な内容 親ができる支援
親の態度の変化 責めずに見守る姿勢、無条件の受容 焦らず穏やかに接する、否定的な言葉を避ける
小さな成功体験 家族との食事、短時間の外出など 達成を認め、次を急がない
第三者との関わり 支援者、同じ経験を持つ仲間との対話 外部支援の情報提供、本人の意思を尊重
興味関心の発見 趣味、オンライン活動、学習など 関心を示したものを否定せず応援する

回復の道筋は人それぞれですが、共通しているのは「自分のペースを尊重してもらえた」という安心感です。親が信じて待つ姿勢こそが、お子さんの背中をそっと押す一番の力になります。

親だけで抱え込まないための「外部支援と相談先」

引きこもりの悩みは、家庭内だけで抱え込むと親自身の心が折れてしまいます。専門知識を持つ第三者を頼ることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、客観的な視点が入ることで、解決への糸口が見つかりやすくなります。

公的機関による相談窓口

自治体の窓口は無料で利用でき、地域の福祉サービスと連携しやすいのがメリットです。

相談窓口 対象 主な支援内容
ひきこもり地域支援センター 本人・家族 電話・面接相談、訪問支援、家族教室の開催
教育支援センター(適応指導教室) 不登校の児童生徒 学習支援、集団活動、学校復帰への橋渡し
保健所・精神保健福祉センター 本人・家族 精神保健相談、医療機関の紹介
市区町村の福祉課・子育て支援課 家族全般 福祉サービスの案内、関係機関への橋渡し

これらの公的機関は、プライバシーに配慮しながら相談に応じてくれます。まずは電話での問い合わせから始めることができるため、心理的なハードルも低く利用しやすいでしょう。

民間の支援団体・NPO法人

民間団体は、柔軟でスピーディーな支援が特徴です。特に「家族会(親の会)」は、同じ悩みを持つ親同士が本音で語り合える貴重な場所になります。「一人ではない」と実感できるだけで、精神的な負担は大きく軽くなります。

医療機関への相談

背景に発達障害や精神疾患が隠れている場合、適切な診断が回復を早めます。本人が受診を拒む場合は、まずは親御さんだけで専門医に相談へ行くことも検討しましょう。

オンラインでの相談・情報収集

対面が難しい場合は、SNSやメールによる相談窓口が便利です。匿名で相談できるため心理的なハードルも低く、深夜や早朝の「心の逃げ場」としても活用できます。

相談先を選ぶ際のポイント

  1. 対象年齢: 小中学生向けか、成人向けかを確認。
  2. 継続性: 単発ではなく、中長期的に伴走してくれるか。
  3. 相性: 親御さん自身が「話しやすい」と感じるか。

相談先は一つに絞る必要はありません。複数の機関を併用しながら、無理のないサポート体制を整えていきましょう。

子どものためにも重要な「親自身のセルフケア」

お子さんを支える親御さんが、心身ともに健康でいることは決して「わがまま」ではありません。親が疲れ果ててしまうと、家庭の空気はさらに重くなり、結果としてお子さんの回復を遅らせてしまうからです。

親がセルフケアを怠ると起こる悪循環

自分のケアを後回しにすると、気づかないうちに以下のような負のループに陥ってしまいます。

状態 影響
睡眠不足・疲労の蓄積 イライラが増え、子どもへの言動が攻撃的になる
社会的孤立 視野が狭くなり、問題を客観視できなくなる
自責感・罪悪感の増大 うつ状態に陥り、適切な判断ができなくなる
趣味や楽しみの放棄 気分転換ができず、精神的余裕がなくなる

親が実践すべき具体的なセルフケア

自分の生活リズムを守る: お子さんのリズムに合わせすぎず、親御さんは決まった時間に起きて食事をしましょう。自分の体調を第一に考えることが、長期戦を乗り切るコツです。

「自分だけの時間」をあえて作る: 散歩や読書、趣味など、お子さんのことを考えない時間を意識的に作ってください。短時間でも「一人の人間」に戻る時間が、心の回復に繋がります。

外の世界とのつながりを断たない: 友人とのランチや趣味の集まりなど、家庭以外の居場所を大切にしてください。外の空気に触れることで、問題を客観的に見られるようになります。

相談先を「自分用」に持つ: カウンセリングや親の会は、お子さんのためだけでなく、親御さんの「心の整理」のために活用しましょう。

罪悪感を手放すための考え方

「子どもが苦しんでいるのに、自分が楽しんでいいのか」と悩む必要はありません。親御さんが笑顔で安定している姿こそが、お子さんに「外の世界は怖くない」「自分もいつかあんなふうに笑いたい」と思わせる最高のメッセージになります。自分を大切にすることは、お子さんの未来を守るための「大切な準備」です。

家族全体のバランスを考える

引きこもっているお子さんだけに意識を向けすぎると、他のきょうだいや配偶者が孤独を感じ、家族関係が歪んでしまうことがあります。 時には家族全員でおいしいものを食べたり、何気ない話をしたりする時間を作ってください。一人で抱え込まず、家族が「チーム」として支え合える環境を維持することが、再生への近道です。

まとめ:焦らずに親子の信頼関係を再構築しよう

わが子の引きこもりに直面すると、どうしても自分を責めたり、一人で抱え込んだりしてしまいがちです。しかし、焦って無理に外へ連れ出そうとすることは、かえって状況を悪化させてしまいます。

回復には時間が必要です。まずは、日々の何気ない挨拶や見守りを通じて、お子さんが「ここは安心できる場所だ」と思える環境を整えることから始めましょう。

何より大切なのは、親御さん自身が心にゆとりを持つことです。地域の支援センターや専門家、同じ悩みを持つ親同士のつながりを積極的に活用してください。一人で悩まず、外部の力を借りることで、冷静にお子さんと向き合う力が湧いてくるはずです。

※本記事はあくまで一般的な情報提供を目的としております。一部情報については更新性や正確性の保証が難しいため、最新の制度や要件については改めてご自身で各公式機関にご確認ください。

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